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「日本考古学事典」の内容より

推薦文

梅原 猛(うめはらたけし) 哲学者

 私は、自分の仕事を第三次産業とよんでいる。考古学が第一次産業、歴史学は第二次産業。この二つの産業が確定した事実にもとづいて、自由な想像力で世界とか人間などを問うのが私の哲学者としての仕事である。
 こういう私にとって絶好の第一次産業の事典が出た。現代日本で活躍しているすぐれた考古学者による最近の考古学的発見と、それに関する多くの学説を詳しくしかも分かり易く述べた事典である。このような事典をしっかり読み、いろいろ想像力をめぐらせて、私ながらの学説をつくるという老後の楽しみができたのである。
 私のような老人ばかりではなく、広く考古学を愛好する若い人にも読んでもらいたいと思う。

門脇禎二(かどわきていじ) 元京都府立大学長

項目のたて方、研究史をふまえた叙述、編者・執筆陣の見識と苦心がどのページからも読み取れる。刺激的で、まさに“新しい”考古学事典である。

佐々木高明(ささきこうめい) 前国立民族学博物館長

十数年前から聞いていた考古学事典がついに出来た。待っただけのことはあった。素人でも活用できる便利なものが出来たことを喜んでいる。

戸沢充則(とざわみつのり) 前明治大学長

戦後日本考古学の第一線を歩んだ編者等の豊富で正確な実績に基づく、21世紀考古学のバイブルとなる『事典』である。

平野邦雄(ひらのくにお) 横浜市歴史博物館館長

旧石器時代から歴史時代まで、急激にその分野を拡大させた現代の考古学に、はじめて対応できる網羅的で精密な事典である。