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「虚子編 季寄せ」について

凡例

一、季題の排列は一月から始め十二月に終わるので、冬が巻頭と巻末に分かれた。

二、題下に●(三の四角囲み)の記号を挿入したものはその月に限らず、同季の三月にわたるものということを指示したのである。また三月にはわたらず、二月ぐらいにわたるものをもその中にこめた。要するにこの題はその月に限ったものでないということを明らかにしたのである。花や実などの中には、このほかにも事実上は二月以上にわたるものがあるであろう。

三、解説中やその末尾にかっこで囲ったものは、その季題の異称・季題の活用語、あるいは傍題などである。