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「全国市町村名事典」の内容より

はじめに

 全国の市町村数は、明治の近代的地方自治制度が確立する以前は7万1,000以上もありましたが、これまで3回にわたる大規模な市町村の合併が行われた結果、2006年(平成18年)4月1日には1,820となりました。第1回目は1888年(明治21年)の市制町村制による「明治の大合併」で、市町村数は5分の1に減り、第2回目は1953年(昭和28年)から1961年までの「昭和の大合併」で、さらに3分の1となりました。そして今回の「平成の大合併」は1999年(平成11年)から2006年3月末まで行われました。今後も地方分権や行政改革の推進、少子高齢化や人口減少などの観点から市町村の基盤強化のための合併が予定されております。一方、市町村合併にあたっては郡の地域をこえた合併や飛地合併、市町村名の命名方法などにおいて多くの問題を残しました。

 今回の「平成の大合併」により新しい市町村名が生まれた一方で、親しみのあった古い市町村名は字名として残ることもありますが市町村名からは消えていきました。そこで、固有の文化と歴史をもつ市町村の変遷をたどり、系統的に記録することを主眼としてこの事典を編集しました。

 なお、『最新 全国市町村名事典』を編集するにあたり多くを『コンサイス日本地名事典』によりました。今回も各方面の方々から有意義な情報をいただきました。ご協力いただきました皆様にお礼申し上げます。今後は、関係の方々やご利用くださる皆様の御援助を得ながら、さらに努力をかさね、よりよい事典にしていきたいと考えております。

  2006年4月

三省堂編修所