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「英語談話表現辞典」について

【凡例】

1. 見出し

1.1. 大見出し

  • 大見出しの下には, その語を含む表現を見出しとして配列した.

1.2. 見出し

  • 日常的な会話に多用される慣用表現 (連語・成句・定型表現など, 最近の用語を使えば, phraseologyとして一括して考えられる表現) などを立項した. 見出しは約1,000項目で, これに加えて検索の便をはかるための空見出しを約500項目立項した.
  • 各見出しは, その構成要素のなかで最も核になる「内容語」の大見出しの下で扱った. 原則的には, 名詞が含まれる場合は名詞の項で, 名詞が複数含まれる場合はもっとも特徴的な名詞の項で扱うこととした.
  • 見出しの配列は, アルファベット順とした. A, B, one's, doなどの可変要素 (見出しでは細字で表示) はアルファベット順には含めない.
  • 「内容語」が複数含まれ, 紛らわしい場合などには, 空見出しを立項した. 各空見出しのなかで, スモールキャピタルで示された語の大見出しの下に, 当該項目が立項されている.
  • 「下囲み」などで関連表現を扱った場合, 必要に応じて空見出しを立項し, 参照の便をはかった. この場合, (→ ) 内に示された見出しの下囲みなどにおいて, 当該表現が扱われている.
  • 見出しのA, B, Cは任意の要素が入ることを示す. A, Bには主に名詞(句)がくるが, 場合により動詞(句), 形容詞(句), 副詞(句)などがくる場合がある. Cには品詞にかかわらず補語がくる. 必要に応じて各可変要素の内容を (記号  ) の注記で示した.
  • 名詞要素のうち, 主語に一致する場合はone, one's, oneselfを, 主語とは異なる任意の名詞を表す場合はA, A'sを用いた.
  • 任意の動(名)詞がくる場合は, 細字のdo(ing) で示した.

2. 上囲み

  • 当該の表現に対する包括的な解説を, 見出しの直後に罫線で囲んで提示した. ここでは, その表現の基本的な, ないしは文字通りの意味から転じた意味の流れや, 発話の状況や文脈などによって, どのような意味に発展してゆくのかがわかりやすく示されるよう工夫した. 上囲みの記述中, 各語義に関連する箇所のあとには各語義への参照を入れた.

3. 語義

  • 語義分類については, 通常の英和辞典とは異なり, 発話状況や話者の態度などによるニュアンスの違いまで含めて, 詳細な分析・区分を行った. よって, 訳語が同一であっても, 場合によってはあえて別の語義としたこともある.
  • 本書の場合, 扱うのは「慣用表現」となるので, 本来であれば「『語』に対する定義」として用いられる「語義」ということばはあたらず, 「表現義」などとすべきものであるが, 慣例に従いあえて「語義」という表現を本文中でも用いた.

4. 括弧類

  • 見出し・語義・用例において, 以下のような括弧を用いた.
  • ( ) 全般: 省略可能であることを示す.
  • 〈 〉 語義: 会話の構造, 発話行為, 発話態度などにかかわる語用論的情報や, 選択制限にかかわる補足説明を示す.
  • ( ) 語義・用例: 訳語の補足的解説, ニュアンスの違いなどを示す.
  • [ ] 全般: 置き換え可能であることを示す.
  • (記号  ) 語義・用例: ワンポイントの語用論的情報, 語法解説などを示す.
  • 《 》 用例: 用例の発話文脈情報を示す.

5. 用例

  • 各語義に対して, 最低ひとつは用例を示した. 特に重要な表現や, 意味範囲の広い表現については, 複数の用例を示し, 用法が十分に理解できるよう心がけた.
  • 談話表現辞典という性質上, 対話用例を多く取り入れた. また, 発話状況をより明確にするため, 必要に応じて用例の前に《 》に入れて発話コンテキスト情報を記した.

6. 下囲み

  • 左に縦罫を付した下囲みには, 語用論的・語法的な補足解説や, 関連表現・類似表現に関する解説などを加えた. 下囲みで扱った関連表現・類似表現については, 必要に応じて空見出しを立て, 参照の便を図った.

7. 和英索引

  • 検索の便をはかるため, 各語義で扱った訳語から引ける和英索引を設けた. 日本語の訳語に対して, その訳語が扱われている表現を英語で示した. 次の例では, 大見出しbackの項で立項されている見出しGet off my back.の語義1において, 「しつこいぞ」という訳語が扱われている, ということを示す.
  • 記号
  • 任意の訳語が入ることを示す「A」「…」や, それに続く格助詞などについては, 原則としてインデックスからは省略した. しかし, 意味が通じにくくなる場合など, 省略せずに残した場合もある.