グランドコンサイス和英辞典

定価
7,700円
(本体 7,000円+税10%)
判型
A5変判
ページ数
2,528ページ
ISBN
4-385-10905-2

あらゆる分野を網羅した最大・最新の和英データベース!

三省堂編修所 編

  • 和英辞典では最大級の、見出し語・複合語・派生語21万項目、用例11万項目を収録。
  • 多様に広がる日常生活のあらゆる分野から、法律、経済など社会系、動物、植物、医学など科学系の各種専門語やビジネス用語、スポーツ用語、固有名詞、慣用表現などを最大限収録。
  • 2色刷り。
  • 見出し語に関係する複合語、派生語はまとめて扱った。見出し語は検索しやすい色刷り。
  • 「アメリカンフットボール」の見出しでアメリカのナショナルフットボールリーグのチーム名を示すなど、まとめて知りたいものは「参考」で集めて示した。

 

特長

さらに詳しい内容をご紹介

まえがき

社会生活のあらゆる場面で英語の必要性が強まる中で、英語からの膨大な情報を吸収するための、座右で簡便に使える辞書として、できるだけ多くの語彙項目を収録した「グランドコンサイス英和辞典」を昨年春に刊行した。幸いにして大方の好評を得ることができたが、その折に寄せられたご意見の中で、かなり多数の読者から、同じような方針の和英辞典が欲しいという要望が示された。すなわち、できるだけ多くの、しかも多方面の分野を網羅した、日本語の語彙・表現を収めた和英辞典のことである。英和辞典が企画されたときに、このことは同時に考えられていたことでもあったので、その準備は並行して進められてきていたが、1年余の間を置いてようやくここに刊行できることとなった。

日常生活に専門語がどんどん入り込んで普通に使われるようになる状況は、英和辞典の場合と同じであり、通常の一般語だけでは不十分であるので、各種の専門語や、固有名詞も相当数入れることとなり、結果として、見出し語、派生語、複合語を合わせた収録項目は21万となった。

英和と同じように、紙面スペースを節約するために、見出し語と2行目以下の字下げ(インデント)をやめて、その代わり見出し語を色刷りにして検索性を高めるようにした。

用例はすべての見出し語にまんべんなく示すことができれば一番よいが、紙幅の関係からそういう訳にもいかず、日常よく使われる基本的な見出し語を中心に、できるだけ実用的なものを示すようにした。その数は11万に達した。

それぞれの見出し語には派生語のほかに、その見出し語を含む複合語のあるものが多い。それらは、ロゴ:複合というロゴの後にまとめて示した。

見出語によっては関連する語群をまとめて知りたい場合があるので、そうした場合には日本語の関連語にはロゴ:関連というロゴの、英語の関連語にはロゴ:参考というロゴの後にまとめて示した。見出し語「愛」のところで示した、「親愛、慈愛、博愛、友愛、親心、異性愛」などはロゴ:関連の例であり、「あいさつ」のところで、あいさつの表現をまとめて示したり、「バスケットボール」の見出しでNBA(全米バスケットボール協会)所属のチーム名を示したり、「アイスホッケー」で、北米ナショナルホッケーリーグのチーム名を示したのは記号:参考の例である。

また、日本語に特有の慣用的な表現はロゴ:慣用というロゴでまとめて別に示した。

本辞典の刊行には、多くの方々のご協力をいただいた。中でも特に、株式会社ジャレックスの編集部の方々には企画の当初からひとかたならぬお力添えをいただいた。英文の校閲については、Ian Miller, Jeremy Robinson, Laura Wong の三氏に全面的なご協力をいただいた。ここに記して謝意を表したい。

2002年5月

三省堂編修所
 

内容の一部紹介

固有名詞

シアトルマリナーズ、シカゴブルズ、エンロン、死海文書、ジャスダック、ジャスラックなど。

コンピュータ用語

解像度、解凍、拡張子、画像圧縮、識別子、初期化、全角、ダウンロード、ディレクトリ、デフェクト(スタンダード)、デフォルト、添付ファイル、ドメイン、文字化け、バッファ一、バナー、半角、パンドル、ポータル、ルーター、ログなど。

最新語彙

エーディーエスエル(ADSL)、課金、カスタマイズ、カミングアウト、K点、桁数、降順、構造改革、工程、ジェンダー、地ビール、ジャパニメーション、昇順、ストックオプション、スペック、族議員、ソーホー(SOHO)、着信音、デフレスパイラル、デリバティブ、トラウマ、ニッチ、配信、バリアフリー、不具合、プライオリティー、不良債権、ブロードバンド、ペイオフ、リストラ、リリース、連番、ワークシェアリングなど。

凡例(一部、省略)

【見出し語】
  1. 現代かなづかいで50音順に並べた。
  2. 長音符号のついたつづり字は次のような順序に配列した。  クルー→クール
  3. 接辞は次のような順序に配列した。  ちゅう→ちゅう-→-ちゅう
  4. 同じ言葉が続いた場合は清音→濁音→半濁音の順に配列した。
  5. 促音・拗音などがきた場合は普通の文字の後に配列した。
【派生語】

見出し語から派生する形容詞、副詞、動詞などには▼をつけて示した。

【複合語】

見出し語を含む複合語は原則として[複合]以下に50音順に列記する。但し「い 胃」のような見出し語が漢字1文字で表記されるようなものは、これを第一要素として含む語も複合語とはせず見出し語扱いとした。

【語義の分類】

大分類には(1)(2)(3)の語義番号を用いた。さらに検索のうえから必要と思われる箇所には[ ]で語義内容を指示した。

【訳語】
  1. 訳語の綴りは米式を採用し,英米で語が異なる場合は〔米〕〔英〕の表示を付した。
  2. 英語訳語の並列にはセミコロン(;)を使用し,訳語の前の(  )でその注解を示した。人名の場合、原則として姓を太字で示してからカンマで区切って名を記すが、同姓の人物が複数いる場合は姓を統一の訳語として表示する。
  3. 可算名詞にはa,anをつけ、可算名詞にも不可算名詞にもなるものには(a)、(an)をつけた。民族名、部族名については原則としてその1員を訳語とし、a、anをつけた。
【語源】

日本語にはいっている英語以外の外来語についてはなるべくその語源を示した。

【品詞】

訳語(句)の前に、特にa.、v.などと表示した場合は、訳語が形容詞、動詞であることを示す。(→略語解)

【動詞、名詞の変化形】

不規則変化をする動詞、名詞については巻末にそれぞれ変化表を付した。

【用例】

∥以下に列記する。用例中で使用するスワングダッシュ(~)は見出し語部分と一致する。複合語の用例中でも見出し語に相当する部分のみに~を使用する。

【イタリックの使用】

日本語のローマ字表記(地名、人名は除く)、作品名の欧文,「属」「科」など動植物の分類を示すラテン語はイタリックで表記した。

【記号】

  ロゴ:慣用 日本語の慣用表現

  ロゴ:解説 英語による解説記述

  ロゴ:関連 見出し語を含まないが、これと関連する日本語表現

  ロゴ:参考 見出し語と関係のある英語情報

  ロゴ:複合 見出し語を含む複合語

  ロゴ:矢印 参照項目