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「三省堂こどもかんじじてん」について

おうちの方へ

本書は、小学校低学年(一年生から三年生)向けにつくられた漢字絵辞典です。 これから漢字を学び始める児童の関心をひきつけられるように、さまざまな工夫を盛り込んで構成しました。

収録範囲

一年生から三年生までの学習漢字(注2)全440字を収録しました。

見出し漢字の配列

一般の漢和辞典では、見出し漢字は部首別に配列されていますか、この部首別配列には、特殊な規則かあります。一方で、小学校での漢和辞典の辞書指導は、四年生または五年生の段階で行われることか普通です。そのため、この辞典では、これから漢字を学んでいこうとする児童にも分かりやすく活用していただけるように、次のような学年別配列方法を採用しました。

  1. 一年生から三年生までに習う漢字を、学年別にまとめて示しました。
  2. 同学年の漢字は、おおよそ小学校の国語教科書ではじめて習う音訓のあいうえお順にならべました。
  3. 同音訓の場合は画数順に、さらに同画数の場合は伝統的な部首順としました。
音訓

見出し漢字の下に、常用漢字表(注1)に示された音訓(常用音訓)を、音と訓に分けて示しました。送り仮名は、「・」で区切ってあります。音訓のない場合は、横棒「−」で示しました。ここでは、小学校で学習する音訓に限定して示しています。中学校以上で学習する音訓やその他の特殊な音訓については、小学校低学年の児童にとっては負担となりますので、あえて示しませんでした。(注3)

部首

伝統的な部首とその名称を示しました。「人」部に対する「イ(にんべん)」など、部首の形と字形の異なるものは、その字形と名称を示しました。(ただし、「木(きへん)」や「竹(たけかんむり)」など、部首の形と字形との異同が小さい場合は、代表する部首字形である「木」や「竹」の方を示してあります。)

画数

その漢字の総画数を示しました。

意味

意味の説明は、できるかぎり平易にまとめました。

筆順

原則として、その漢字の全筆画を表示しました。「はねる」「とめる」などの丁寧な字形の指示に加えて、とくに一年生では原則として全筆画で、また、二・三年生でも重要な個所で、どの向きに筆を動かすのかまでが分かるように矢印で運筆の向きを示しました。あわせて、ここでは筆順の原則や画数の数え方を学ぶことができます。

ことぱあつめ

主に訓を用いて、その漢字一字で独立して使用する用例を集めました。

じゅくご

その漢字を使った熟語をならべ、意味を説明しました。常用漢字表(注1)の「付表」で示された熟字訓(「大人(おとな)」などのように、漢字一字一字の読みでなくそのことば全体に当てられた特別な読み方)については、ふりがなを赤字で示しました。

「!」 

その漢字のなりたちや、その漢字を学ぶうえで役立つ知識を簡潔に示しました。なりたちについては、難解な解説は極力避け、漢字によってはイラストもあわせて示し、児童の学習意欲を刺激し、その好奇心にこたえられるような、平易な内容を心がけました。ここで示されている「」(図形のため表示不能)のような字体は、「てんしょ」という昔の中国の字体です。お子さんが昔の漢字の持つ美しさや力強さを感じ取ることができるよう、古い中国の本から採用した字体を示しました。

はんたい 

その漢字の反対語および対語を示しました。ここでは、小学校六年生までの漢字を示しました。

索引 

各学年のはじめのページには、その学年で習う漢字を一覧表示した学年索引をもうけました。また、巻末にも、漢和辞典で一般的な、音訓・総画・部首の三つの索引を用意しました。

使用する漢字の範囲

これから漢字を学んでいこうとする児童に過度の負担がかからないよう、各学年ごとに、その学年で学習する漢字までを使用することとしました。原則として、次の学年で学習する漢字は使用していませんので、結果として一年生のページでは漢字かかなり少なく、逆に三年生では相当に多く使われ、児童の学習段階にそった紙面となっています。

ふりがな

本文では、原則として、一部の例を除き、すべての漢字にふりがなをふりました。

(注1) 常用漢字表 1981年(昭和56年)内閣が国語審議会の答申を受けて告示したもの。一般の社会生活で用いる、効率的で共通性の高い漢字を、漢字使用の目安として掲げる。ここで示された漢字を「常用漢字」と呼ぶ。1945字。

(注2) 学習漢字(教育漢字) 常用漢字のうち、児童・生徒が学校生活において学習する漢字。1006字。

(注3) 名前の読み方について 漢字の読み方には常用音訓のような一定の枠組みがあり、その範囲内で読むことが原則ですが、一方で、人の名前として読む場合には、例えば、「一」で「はじめ」のように、ある程度自由に読むことができます。