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「こどもマナーとけいご絵じてん」について

お母さん、お父さんへ

かつて子どもたちは、親や家族からだけでなく、地域の人びとからも見守られて育ったものでした。そんな暮らしのなかで、子どもたちは知らず知らずのうちに、伝統文化やしきたり、礼儀作法といった、生きてゆくうえで必要な知恵を学んでゆくことができました。けれども、近年、そのような恵まれた環境は、なかなか得がたいものとなっています。

「あいさつがきちんとできる子になってほしい」「人のことを思いやることのできる子に育ってほしい」と願ってはいても、なにをどのように教えたらよいのか、悩まれることが少なからずあるのではないでしょうか。私たちは、そんなお母さんやお父さんの力になれる本ができればという思いから、この絵じてんを企画しました。

この絵じてんでは、家での生活、学校や公共の場、社会生活のいろいろな場面など、子どもの生活に寄りそったテーマをとりあげ、そのシーンごとに楽しいイラストで展開しました。また、各ページには、保護者のかたにぜひ読んでいただきたい解説も用意しました。ぜひ、親子でこの本を開いて、マナーについて話し合うきっかけにしてみてください。

監修には、女性として、母親として、家族や社会のありかたを問いながら、家庭や女性のあるべき姿を説く坂東眞理子先生と、敬語をコミュニケーションという観点からとらえ、人と人とのかかわりをことばの面から研究する蒲谷宏先生のお二人に、それぞれの専門を活かしてご協力いただきました。

この本の刊行が、子どもたちの豊かな感情を育てる一助となり、子どもを取り巻くすべての人と気持ちよく生活を送ってゆくための道しるべとなることを願っています。

三省堂編修所