塩鉄論（えんてつろん）・利議（りぎ）
口で言うのは簡単だけれど、言ったことを実行するのはむずかしい。
言者不必有徳。何者、言之易而行之難。
言う者は必ずしも徳有らず。何となれば、これを言うは易（やす）くして、これを行うは難（かた）ければなり。
（人を採用するのに、言うことだけを聞いて判断するのは危険である。）立派なことを言う者が必ずしも徳があるとは限らないのである。どうしてかと言えば、口で言うのはたやすいが、それを実際に行うことこそむずかしいからである。
【書名】前漢（ぜんかん）の垣寛（かんかん）の著。漢の昭帝（しょうてい）の始元（しげん）六年（前八一）に朝廷で行われた経済政策の議論にもとづく書。塩と鉄の専売制を説く。十二巻。
2017年7月20日 第137回 「𪚲」と「𪚮」
新字の「𪚲」は、常用漢字でも人名用漢字でもないので、子供の名づけに使えません。旧字の「𪚮」も、常用漢字でも人名用漢字でもないので、子供の名づけ […]
2010年11月16日 第71回 「本気（マジ）」の背景 1980年代には、やはり漫画で、「本気（まじ）」を主人公の名前に用いた作品が登場する(1987)。これはそのまま題名、書名にも用いられており、その一般への影響は衝撃を伴って凄まじ […]
2009年8月24日 61 辞書に登場の人名など Wiesbadenのドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache)が発行する月刊語学雑誌「Der […]2011年5月13日 第98回 ベトナムの♡マーク 漢字を離れて、記号のたぐいにも話を及ばせてみる。
テストで正解のときには、どういうマークが付きますか？
チェック（チェク）と言って指で書いている（第37回参照）。い […]