勉強工学 - Web時代の学習法 第2回
2007年 10月 18日 木曜日 筆者: 増井 俊之辞書で勉強
辞書や事典は勉強の基本です。
単語を覚えるには辞書を食べるのが良いそうですが、胃に負担がかかるので、素人はネット上の辞書を活用して勉強するのが無難です。
ネット上では三省堂 Web Dictionaryやgoo辞書のような辞書サービスが提供されており、知らない単語の意味を調べるのに非常に便利です。
たとえば“venue”という英単語の意味を三省堂 Web Dictionary(編集部注:内容は『デイリーコンサイス英和辞典』)で検索すると、以下のような説明が表示されます。
━━ n. 〔法〕犯行地,現場; 裁判地; ((話))集合〔開催〕地.
「犯行地」とか「裁判地」というのは意味がわかりにくいですが、
“venue”でGoogle画像検索してみると
検索結果として以下のような写真が出てきます。

どうやら「venue」という言葉は“concert venue”や“conference venue”のように「会場」という意味で使われることが多いようです。
辞書の記述とWeb上の記述を合成して以下のようなページを作っておけば、単語の意味や実際の使われ方をまとめて記憶しやすくなるでしょう。

私が運営する「tangocho.org」というサイトを使うと、このような「単語ページ」や「単語帳」をWeb上で簡単に作ることができます。
“http://tangocho.org/venue”のようなURLでtangocho.orgにアクセスすると、上図のような“venue”という単語のページが表示され、Wikiとして自由に編集できます。
また、“http://tangocho.org/masui/”のように最後にスラッシュ(“/”)がついたURLは「masuiの単語帳」のようなページとして利用できます。
写真やリンクを自由に追加/編集することができるので、単語に関連する情報を一緒に表示することによって、エピソード記憶的に単語を覚えることができるようになります。
Rosetta Stoneという定評ある語学学習システムでは、写真を有効に活用することによって学習効果を上げることに成功していますが、Web上の辞書や例文や写真を活用することにより、個人で役にたつ単語帳を作って勉強することができそうです。
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■筆者プロフィール
増井俊之
東京大学大学院修了,工学博士。
ユビキタスコンピューティング時代のユーザインタフェースに興味を持つ。
ソニーコンピュータサイエンス研究所,産業技術総合研究所を経て,
現在,米Apple Inc. 勤務。
著書に『Perl書法』『インターフェイスの街角』などがある。
ウェブサイトはpitecan.com.
◆編集部より:POBoxやQuickML, 本棚.orgなど数々のシステムやサービスを作り,最近ではiPod touchの日本語入力システムを手がけたことで知られる,増井俊之さんの「勉強工学 — Web時代の学習法」を短期連載します。第1回は「眺めて勉強」でした。
この後は,「Wikiで勉強」「みんなで勉強」といったタイトルを予定しています。乞うご期待!










































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