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明日は何の日:6月13日

2008年 6月 12日 木曜日 筆者: 淳

ミランダ警告のルールが確立

1966年6月13日,米連邦最高裁は「ミランダ対アリゾナ州事件」に対する判決を示し,捜査手続に問題があったとして自白書を証拠採用せず,被告人エルネスト・ミランダに対して無罪を言い渡しました。そして,これ以後,法執行官が身柄を拘束された被疑者に尋問を行う前に,次の4項目の告知を義務づけるというルールが確立しました(ニューヨーク・タイムズの記事)。この事件の当事者の名前から,この告知は「ミランダ警告」Miranda warnings と呼ばれます。

  1. You have the right to remain silent.
  2. Any statement you do make may be used as evidence against you.
  3. You have a right to the presence of an attorney.
  4. If you cannot afford an attorney, one will be appointed for you prior to any questioning if you so desires.

試訳を示します(飛田茂雄『英米法律情報辞典』研究社,2002を参考にしました)。

  1. あなたには黙秘する権利がある。
  2. あなたの発言は法廷で不利な証拠として使われる可能性がある。
  3. あなたには弁護士の立ち会いを求める権利がある。
  4. 弁護士を雇う経済的な能力がなく,かつあなたが希望するならば,いかなる尋問にも先立って公選弁護人をつけることになる。

この一節をタイトルにとった米国の女性警官たちのリアリティあふれる短編小説集,ローリー・リン・ドラモンド Laurie Lynn Drummond『あなたに不利な証拠として』Anything You Say Can And Will Be Used Against You (2004) は,日本でも2006年に早川書房から翻訳が刊行され,『このミステリーがすごい! 2007年版』(宝島社)の海外部門で1位になるなど,大きな反響を呼びました。

2008年 6月 12日