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明日は何の日:7月9日

2008年 7月 8日 火曜日 筆者: 淳

「金の十字架」演説

1896年7月9日,米国イリノイ州シカゴで開かれた民主党大会で,ウィリアム・ジェニングズ・ブライアン William Jennings Bryan が「金の十字架」演説を行いました(ニューヨーク・タイムズの記事)。「労働者の頭に茨の冠をかぶせるべきではない。人民に金の十字架を背負わせてはいけない」,すなわち「金本位制を維持することによるデフレで人民を苦しめてはならない」と主張したものです。この演説は聴衆からの熱狂的な支持を集め,ブライアンは36歳の若さで民主党の大統領候補に選ばれることになります。

米国は1873年に金本位制に実質的に移行しており,この時期は金の絶対量が不足して通貨価値が上がり,物価が下がるというデフレ不況下にありました。ブライアンは自由銀運動の活動家で,金本位制をやめて金銀複位制に移行し,銀貨の自由鋳造を認めて通貨の供給量を増やすというインフレ政策を主張しました。

本選挙では,金本位制維持を主張する共和党のマッキンリー候補にブライアン候補は敗れてしまいました。

2008年 7月 8日