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古代語のしるべ 第5回 「疫(え)と伇(え)」

2018年 2月 3日 土曜日 筆者: 尾山 慎

古代語のしるべ 第5回 「疫(え)と伇(え)」

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【筆者プロフィール】

■上代語研究会
乾善彦・内田賢德・尾山慎・佐野宏・蜂矢真郷(五十音順)の5名。上代日本語の未詳語彙の解明を目指し、資料批判を踏まえて形態論と語彙論の両面からその方法の探求と実践を進めている。
■尾山 慎(おやま しん) 1975年生まれ。大阪市立大学卒業、大阪市立大学大学院文学研究科言語文化学専攻修了、博士(文学)。大阪市立大学特任講師、京都大学非常勤講師などを経て、2013年より奈良女子大学准教授。2007年、新村出賞研究奨励賞受賞、2008年、萬葉学会奨励賞受賞、2014年、漢検漢字文化研究論文賞佳作。共著書:『古代の文字文化』(犬飼隆編 竹林舎 2017)、論文「訓字主体表記と略音仮名」(『萬葉集研究』三十五 塙書房 2014)など。古代を中心に現代まで、文字、表記を巡る研究を行っている。

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【編集部より】
 昭和42(1967)年以来、約50年の長きにわたって発行しております『時代別国語大辞典 上代編』。おかげさまで、上代の日本語を体系的に記述した辞書として高くご評価いただき、今も広くお使いいただいています。しかし、この50年の間にはさまざまな研究の進展がありました。木簡をはじめとして上代日本語に関する資料が多数発見されたばかりでなく、さまざまな新しい研究の成果は、『万葉集』や『古事記』をはじめとした上代文献の注釈・テキスト、また関連の研究書の刊行など、大きな蓄積を成しています。
 そこで、未詳語彙の解明をはじめ、新たな資料を踏まえて上代日本語の記述の見直しを進めていらっしゃる「上代語研究会」の先生方に、リレー連載をお願いいたしました。研究を通して明らかになってきた上代日本語の新たな姿を、さまざまな角度から記していただきます。辞書では十分に説明し尽くせない部分まで読者の皆さんにお届けするとともに、次の時代の新たな辞書の記述へとつなげていくことを願っています。

2018年 2月 3日