法廷用語の日常語化PT:サイバン語と日常語の間―法廷用語言い換えコトハジメ
■目次
- 酒井幸さん「コラボレーションの楽しさ」
- 幸田儔朗さん「やさしい用語で、やさしい音で」
- 藤田政博さん「法廷用語の日常語化への「市民参加」:面接調査について」
- 後藤昭さん「被告人には裁判が分かっていたか」
- 大河原眞美さん「「反抗の抑圧」の「反抗」は、被害者の抵抗?」
- 大河原眞美さん「ミヒツノコイ」って、聞いてわかりますか?
- 田中牧郎さん「合理的な疑い」は、間違いなく犯人であることの疑い??
- 田中牧郎さん「供述調書のトクシンセイ」? 「刑のリョウテイ」?
■筆者プロフィール
酒井幸(さかい・みゆき)
法廷用語の日常語化に関するプロジェクトチーム座長。弁護士(東京弁護士会)。
日本弁護士連合会事務次長として、会務の運営や司法制度改革に関わり、その間に新設された広報次長を兼任、日弁連のスポークスパーソンとして毎週定例記者会見を行ったことから、わかりやすく書くこと、話すことへの関心が深まる。退任後、日弁連裁判員制度実施本部の副本部長に就任、裁判員制度に関する日弁連としての広報を担当。
幸田儔朗(こうだ・ともお)
法廷用語の日常語化に関するプロジェクトチーム副座長
(財)NHK放送研修センター日本語センター部長・エグゼクティブアナウンサー
NHKにアナウンサーとして入局。ニュース番組のアナウンサーとして活躍、記者やディレクター職も担当。2001年よりNHK-CTI日本語センターに転籍し、職員研修、外部一般研修など「話しことば」による情報伝達をテーマに人材育成に携わる。
藤田政博(ふじた・まさひろ)
政策研究大学院大学助教授。専門は社会心理学・法社会学・法心理学。
司法制度改革や、目撃証言を研究対象とする。裁判員制度については、日本における陪審制度の歴史に関する研究や、裁判官と裁判員の認識・判断プロセスに関する実証的研究などをおこなう。著書に『司法への市民参加の可能性』(有斐閣)がある。
後藤昭(ごとう・あきら)
一橋大学大学院法学研究科教授。同大法科大学院長。法学博士。専門は刑事法・刑事司法。
研究分野は公的弁護制度や上訴制度、事実認定など多方面にわたる。
著書に『新版 わたしたちと裁判』(岩波ジュニア新書)、『捜査法の論理』(岩波書店)、共編・共著に『刑事訴訟法』『刑事法演習』(ともに有斐閣)、『実務家のための裁判員法入門』(現代人文社)、『岩波判例基本六法』(岩波書店)などがある。
大河原眞美(おおかわら・まみ)
高崎経済大学教授・地域政策学部長。シドニー大学法言語学博士。日弁連裁判員制度実施本部法廷用語の日常語化に関するプロジェクトチーム外部学識委員。わかりやすい司法プロジェクト座長。家事調停委員。現代のアメリカで18世紀の生活様式を堅持しているアーミッシュが、ドイツ語と英語を併用しているという言語使用の実態に関心をもち、社会言語学の研究を始めているうちに、現地でアーミッシュの馬車等の訴訟を目のあたりにすることになった。これが契機となり、裁判に関心を持つようになり、今では、裁判も面白いが、裁判で使われる言葉はもっと面白いと、法言語学の観点から研究を行っている。
田中牧郎(たなか・まきろう)
国立国語研究所言語問題グループ長。専門は日本語学(語彙論・日本語史)。
「公共的コミュニケーションの円滑化のための調査研究」の一環として、わかりにくい外来語をわかりやすくする「外来語の言い換え提案」にもかかわる。また、「日本語コーパス」の言語政策班班長として「語彙表・漢字表等の作成と活用」なども研究課題とする。2005年より「法廷用語の日常語化に関するプロジェクトチーム」委員。







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2007年









