
目次
序
第1章 さまざまな「キャラ」
・キャラ論の前提(定延利之)
・日本語コーパスにおける「キャラ(クター)」(イレーナ・スルダノヴィッチ)
第2章 物語世界のキャラ論
・キャラクターとフィクション 宮崎駿監督のアニメ作品,村上春樹の小説をケーススタディとして(金水敏)
・「属性表現」再考 「複合性」「非現実性」「知識の共有」から考える(西田隆政)
・言語のキャラクター化 遊戯的翻訳と引用(野澤俊介)
第3章 現実世界のキャラ論
・日本語社会における「キャラ」(定延利之)
・ブルデューの「ハビトゥス」と定延の「キャラ」との出会い(アンドレイ・ベケシュ)
・若者たちのキャラ化のその後(瀬沼文彰)
・直接引用とキャラ(金田純平)
第4章 キャラ論の応用
・方言における自称詞・自称詞系文末詞の用法 キャラ助詞とのかかわり(友定賢治)
・日本語教育とキャラ(宿利由希子)
索引
編者・執筆者紹介