三省堂 辞書ウェブ編集部による ことばの壺
コンサイス英英辞典 第4版
- 定価
- 3,300円
(本体 3,000円+税10%) - 判型
- A6変判
- ページ数
- 1,200ページ
- ISBN
- 4-385-10227-9
-
改訂履歴
- 1957年2月25日
- 初版 発行
- 1963年2月10日
- 改訂版 発行
- 1970年11月15日
- 第3版 発行
- 1978年12月1日
- 第4版 発行
英語国民の発想法を身につけ,英語で考える習慣を養うよう編んだ日本人のための辞典。
- 英語国民の発想法を身につけ,英語で考える習慣を養うよう編んだ日本人のための辞典。
- 見出し語48,000,派生語26,000を収録。
- 随所に和訳を配し,動詞に文型,名詞にC、Uを掲げ,重要語には*印をつけた。
- 熟語・用例,カットも豊富で学習に便利。
特長
さらに詳しい内容をご紹介
第4版の序
本書の初版が,昭和32年に上梓されてから20年あまり過ぎた。幸いに英語学習における英英辞典の重要性が広く認められると共に,本書は英語による説明にとどまらず,必要な基本的な語は言うまでもなく能うかぎりの語に日本語訳を併記して,理解を徹底させるユニークな英英辞典として世に迎えられて来たことは,編修主幹として感激にたえないところである。その間,改訂増補も二度にわたって行なったが,辞書は常に時代を映すかがみでなくてはならず5年ないし10年を経るごとに曇りをぬぐい,新しいエネルギーを盛らねばならぬものと考えるからである。その都度の改訂により,現在我が国で最も広く行なわれている分類に従って動詞の文型を表示し,その用例を巻末に加えるなどして学習辞典としての充実を図ると共に,新語を中心とする語彙の増補にも努めて来た。名詞についてそのcountable、uncountableの別を示したことは勿論のことである。
しかし,第3版の序にも記したように,科学技術の進歩,情報化時代,国際化時代という時代の趨勢は辞書にも新たな改訂を要請してやまないこと前述のごとくである。そこで三度改訂の業を行なうこととし,学習辞典としての特徴はこれをさらに補い,Addendaを再検討して本文に組み込み,あわせて必要な選択を施しながら新語・新語義を広く補充し,とかく軽視されがちな,地名・人名,俗語,略語等も重要なものをできるかぎり採録した。これにより本書は一段とup-to-dateとなり利用に便になったと信ずる。
この第4版の発刊にあたり,当初よりご協力を賜った,天野一夫,川原武満,堀川徹夫,岩月精三,坂本久馬,国吉丈夫,高井貴一,城戸法政,三原利夫,佐藤秀世,大野 実,新藤仁一郎,川村栄一,加瀬正二郎,加瀬正幸,荒井義明,古宮照明,村田 年,田島伸悟,竹下良介の諸氏,およびDr.Philips、Professor Milsなど多数の方々のご労苦,ご好意に深く感謝の意を表する。また三省堂編修部の篠田益実,中島孝雄,上西俊雄の諸氏の献身的援助,煩雑な組版その他に関係された三省堂八王子工場の方々のご努力にも心から御礼申しあげる。
なお,改訂にあたって一同最善を尽したが未だ不備な点も残っているであろうことをおそれる。これらについては使用者各位のご教示が得られれば幸いてある。
1978年 10月 1日
編修主幹:木暮義雄