『大辞林 第四版』の6大特色

1. 日本語の基本辞典

古代から平成に至り、令和に引き継がれる日本語の長い歴史をふりかえる

万葉集の古代語から現代語に至るまで 各時代のことばと語義を収録

『大辞林 第四版』

《出典》 万=万葉集(奈良時代)、源=源氏物語(平安時代)、枕=枕草子(平安時代)、 平家=平家物語(鎌倉時代)、去来抄(江戸時代)

現代語義から解説

時代によって語義の異なる語は、現代の意味から解説(類書は歴史的に古いものから解説)。

まず現代の語義から、次に語の全体像を見渡す分かりやすい構成。

『大辞林 第四版』

近現代の知を形作った「近代漢語」解説を拡充

「近代漢語」とは、幕末から明治にかけて、主に西洋から流入した大量の洋書を翻訳するために、訳語として使われた漢語。漢籍に典拠のある漢語に加え、漢字の字義を踏まえて造語した和製漢語など。

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他に、暗転/暗喩/遠心力/音階/環境/関税/気圧/議会/競技/教室/警察 など

近現代の日本語を形作った、近代作家の語彙・用例採録を拡充

三版までの鷗外・漱石等に加え、さらに他の作家作品も大幅増補。

  • 晦濛(かいもう)・架空線(かくうせん)・閑余(かんよ)・奇古(きこ)・順講(じゅんこう)・象貌(しょうぼう)・属纊(しょっこう)・蕩漾(とうよう)・撫愛(ぶあい)・まろまろ・悪問(わるど)

    『大辞林 第四版』
  • 意境(いきょう)・煜煜(いくいく)・委巷(いこう)・迂僻(うへき)・雲濤(うんとう)・盈昃(えいしょく)・鳶飛魚躍(えんぴぎょやく)・開導(かいどう)・執見(しっけん)・鷙搏(しはく)・熟面(じゅくめん)・情弊(じょうへい)・配享(はいきょう)

    『大辞林 第四版』
  • 巨麗(きょれい)・所作(しょさ)る・寂黙(せきもく)・追愛(ついあい)・人珍しい・不工面(ぶくめん)・まじくり

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他に、
坪内逍遥――誤察(ごさつ)・怒騰(どとう)・満眼(まんがん)
正岡子規――艶妖(えんよう)・孤特(ことく)・心実(しんじつ)
内村鑑三――透達(とうたつ)・麗利(れいり) 
など

国語施策への対応

平成26年度「異字同訓の漢字の使い分け例(報告)」を参考に 同訓の漢字の使い分け例をさらに増補

『大辞林 第四版』概要

編者
松村 明・三省堂編修所[編]
定価
本体9,000円+税
判型・ページ数
B5変型判 / 本製 / 函入り / 3,200ページ
ISBN
978-4-385-13906-7
ブックデザイン
杉浦康平・佐藤篤司
購入者特典
スマホ(iPhone Android対応)で利用できるアプリ ※ご利用にはオンライン環境が必要となります。
発売日
2019年9月5日 発売 ※一部地域を除きます。

令和の辞書 大辞林 第四版