辞書引き学習・辞書指導

深谷先生の辞書引き学習体験会(2012年春)

2012年6月14日

今春も首都圏で、書店のみなさまとともに、「深谷圭助先生の『辞書引き学習』体験会」を開催しました。

 ・4月1日(日):リブロ池袋本店
  ・4月22日(日):有隣堂たまプラーザ店
  ・5月12日(土):三省堂書店 神保町本店

「辞書引き学習」体験会として深谷先生の実践に御協力を始めたのは今から4年前――2009年のことで、それ以来4回目の新学期を迎えますが、今年度もこれまでと変わらず、いずれの会場でも熱心なまなざしをもったお子さんたちで満員の盛況としていただくことができました。御来場いただきましたみなさまには、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。

深谷先生のお話はお子さんたちにも大変分かりやすく、「辞書引き学習」がはじめてのお子さん――なかにはまだ小学校に入っていないお子さんもいらっしゃいます――であっても、すぐに引き込まれてしまいます。お子さんたちにとって短くはない体験会ですが、いつのまにか集中して、最後まで一心に「辞書引き学習」に取り組む姿には、何度見ても新鮮な感動を覚えます。

今年度の体験会では、従来のように国語辞典を手始めとしつつ、お子さんの関心の持ち方によっては漢字辞典から取り組みを始めても良いことや、故事ことわざ辞典・四字熟語辞典などそのほかの辞典でも十分に活用できること、さらに英語の辞典や学習参考書でも同じような取り組みができることが強調されました。

『三省堂 例解小学ことわざ辞典』のページへ
『三省堂 例解小学四字熟語辞典』のページへ

さらに、付箋についても、住友スリーエム株式会社様の御協力によって「辞書引き学習」専用付箋が開発され、より「辞書引き学習」に取り組みやすくなったことは、大きな特色と言えるでしょう。 ⇒住友スリーエム『辞書引き用ふせん』のページへ

また、質疑応答でも毎回大変興味深いやり取りが交わされますが、たとえば保護者の方の、

Q:国語辞典での「辞書引き学習」を熱心にやっているが、このまま続けていれば他教科でも効果が期待できるのか?

(A:他教科もことばを用いて学ぶことが基本であるから、語彙が多くなればそれだけ効果が期待できる。さらに関心のある語彙の範囲も分かるので、効果的な指導――あまり学習ということを意識しすぎず、遊びの要素も忘れてはならないが――にも役立てることができる)

Q:辞書引き学習を進めるにあたって学校などで資料を用いて友人などと一緒に進めるのが良いのか、それとも一人で自主的に進めるのが良いのか?

(A:子どもは本来自主性を持っているが、周囲からの刺激が良い効果に結びつくこともある。本来的には自主的に進めて良いが、場合によっては友人とともに、早引きやクイズなどを試みることも楽しく学ぶ秘訣であろう)

などといった真剣な御質問から、お子さんからの、

Q:先生はどうしてそんなに辞書のことを知っているのですか?

(A:先生もはじめはそれほど詳しくはなかったが、みなさんと同じように辞書をたくさん開いて読んでみると興味深いことがたくさん書いてあることに気付いてからは、辞書をたくさん引くようになった。まずは読んで面白いと思えば良い)

といった素朴な質問まで様々な意見交換ができることも、この体験会で得られる貴重な情報であると言えるでしょう。

一方で、大変残念でもあるのは、会場や日程の都合上直接体験していただけるお子さんに限りがあること。今回も大変恐縮ながら、定員となってしまいお断りを申し上げた方も多数いらっしゃったそうです。しかし、それで終わらないのがこの「辞書引き学習」のすごいところ。「辞書引き学習」は御家庭でも学校でも、すぐに取り組んでいただける大変分かりやすく取り組みやすい学習法なのです。その方法は? これは、三省堂のページのなかでも御紹介していますので、是非一度ご覧ください。
「辞書引き学習」とは?

三省堂では、これからも深谷先生の「辞書引き学習」普及のお手伝いをして参ります。今後の御報告に御期待ください。