三省堂の辞書・事典には奥付のページに壺のマークが入っています。
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このウェブサイトは、リニューアルにあたり、このマークをデザインのモチーフに取り入れました。
壺のマークが奥付に登場したのは、1952年、検印紙の図柄としてでした。検印紙が廃止されたのちは、奥付に直接印刷されるようになりました。そして、1960年代半ばにデザインが変更され、現在に至っています。
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現在の壺のマークは、じつは、多くの人が本を手にし、喜びを感じている姿を表現したものなのです。
この図版は、最初は木を彫りこんでつくる木口木版でしたが、今では、フォントになっています。いくつかのパーツに分かれていて、組み合わせるとちゃんと壺になります。この壺のマーク一つをとっても、本作りの製作方法の変化がみてとれますね。