三省堂 辞書ウェブ編集部による ことばの壺
大きな活字の漢字表記辞典 第3版
- 定価
- 2,420円
(本体 2,200円+税10%) - 判型
- B6変判
- ページ数
- 864ページ
- ISBN
- 4-385-13443-X
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改訂履歴
- 1981年5月1日
- 初版 発行
- 1986年7月10日
- 修訂版 発行
- 1987年9月1日
- 第2版 発行
- 1997年7月10日
- 第3版 発行
活字が大きくて見やすい,実用的な表記辞典の改訂版。
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活字が大きくて見やすい,実用的な表記辞典の改訂版。
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地名・人名などの固有名詞や季語を含めて,日本語の多彩な書き表し方を幅広く収録。簡潔な用例付きで,ことばの使い分けもよくわかる。漢字を忘れた時や確かめたい時に便利。
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収録語数は55,000。
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付録に「明朝体活字と筆写の楷書」「常用漢字音訓一覧」「人名に使うことができる漢字」「新旧字体対照表」「手紙の書き方」。
特長
さらに詳しい内容をご紹介
まえがき
文章を書くとき、知っていたはずの漢字を忘れたり、漢字の字形や点画をはっきり思い出せなかったりすることがあります。また、同音語をもつ漢字の特定や、送り仮名の送り方などで迷うこともしばしばです。常用漢字表で認められた書き方であるのか、確認したい場合もあるでしょう。
本書は、ことばの書き表し方が一目で分かるように、表記の問題にしぼって編修したものです。「大きな活字」で漢字を見やすくし、適切な送り仮名を示し、常用漢字であるかどうかの別も示しました。
初版は一九八一年(昭和五十六年)五月に刊行されました。ちょうど国語審議会から常用漢字表案が答申された直後でもあり、広く歓迎されました。当初は中高年の一般社会人を読者に想定していましたが、実際には文筆に携わる人から若い世代の人まで、多くの方々にご活用いただくことができたのです。
その後、人名用漢字の拡充や現代仮名遣いの改定に対応し一九八六年(昭和六十一年)七月に修訂版を、翌年九月には第二版を発行して今日に至りました。
今回の改訂では、時代の変化に即した新項目三千語の補充と内容の修正につとめ、かねてより要望の高かった都市名や、歳時記としても役立つように季語を追加しました。付録には、常用漢字音訓一覧や手紙の書き方、人名用漢字とその読み方など、実用的な情報を豊富に盛り込んでいます。
なお、項目選定・原稿作成にあたっては、小林保民氏にお力添えを頂きました。 本書が、常に使用者の方々の座右にあり、文章を書くときの親しい友となることを願ってやみません。
1997年 5月
三省堂編修所