★辞書をどんどん自分のものにしていく子どもたちの姿が印象的でした★
イベント会場で初めて手にしたはずの辞書。1時間半のイベントがお開きになる頃には、もう立派な「マイ辞書」になっていました。
9月18日に旭屋書店池袋店主催でおこなわれました“「辞書引き学習」開発者・深谷圭助先生の「辞書引き学習」体験会”。体験会の終盤には、なんと貼った付箋が300枚を超える子が続々と。きっと、ページをめくるたびに、自分の知っていることばが目に飛び込んでくるのでしょう。えんぴつを持つ手が止まらない様子でした。スタッフは予備で用意してあった付箋もなくなるのではないかと、実はちょっと心配でした……。
皆さんに使っていただいた辞書は『三省堂 例解小学国語辞典』。一心不乱に辞書を引いている後ろから、どんなことばを調べているのかのぞくと、(当たり前のことかもしれませんが)みなそれぞれ違うことばを引いています。そのことばそれぞれに、その子の個性が現れていて、初めて会ったはずなのに、なんだか普段の生活まで垣間見ているような気にさえなります。辞書は、本当にどの子にも扉が開かれているんだなぁと感じた瞬間でもありました。
ぜひ皆さまにご体験いただきたいこの体験会。今度は10月31日(日)にリブロ 池袋本店さん主催にて開催予定です。興味をお持ちの方は、ぜひご検討をと思います。お近くでない方にはたいへん恐縮ですが、ぜひご家庭で、学校で 辞書引き学習を体験していただきたく、「辞書引き学習」基本のステップのご紹介や、深谷先生のインタビューをこのウェブサイトに掲載していますのでそちらもご覧くださいませ。また、今後もイベントを開催する際にはお知らせを掲載いたしますので、どうぞご覧いただければと思います。