要注意表現の英語辞典

定価
2,200円
(本体 2,000円+税10%)
判型
四六判
ページ数
336ページ
ISBN
978-4-385-11034-9

英語の要注意表現とその遠回し語やPC語を徹底解説した「読んでも楽しい“特殊な”辞典」!

山田政美 編著

公衆の面前では使ってはいけない汚いことば(dirty words)、下品なことば(vulgar words)、四文字語(four-letter-words)、ののしりことば(swear words)、タブー表現(taboo expressions)などは世界中のどのような言語でも使われています。

このような危ないことばや表現は、母語ですら教育機関では決して触れられません。さらに外国語教育となるとなおさら遠ざけられる性質のものです。一般的な英和辞典でもこうしたことばは俗語、卑語などのレーベル付きで軽く扱われるのみです。

ところがニュースやTV番組、映画、小説、漫画、楽曲の歌詞など、さまざまな日常的場面でこうしたことばは頻繁に用いられ、わたしたちの目や耳に入ってきます。その時にわかりにくいのが、こうした直接的な要注意語句に加えてその遠回し表現(euphemisms「婉曲語法」)なのです。

これらの要注意語句や遠回し表現、そして90年代から盛んに用いられ始めたPC(politically correctness「社会的・政治的に正しい」)語句や表現をあわせ、語源や由来など詳しい解説を施したのが本書です。

総項目約3千5百を収録しました。重要トピックにつきましてはコラムを立てて関連語句を整理しました。必要に応じて用例を付けました。また巻末に日本語索引を付け、発信にご利用いただく場合の配慮を施すとともに検索性を高めました。

これらの語句や表現は時代とともに移り変わりやすく、一定の基準をもって収集・整理された記録は大変貴重であると思われます。すべての英語のプロのみなさまの参考資料としてお仕事の一助になれば幸いです。

特長

さらに詳しい内容をご紹介

編著者プロフィール

山田政美(やまだ・まさよし)

1937年生まれ. 米国カンザス州立カンザス大学大学院修了. 島根大学名誉教授, 島根県立大学名誉教授.
専門:英語学, 社会言語学

主な著書:『英語語法あ・ら・かると』(文建書房, 1973), 『現代アメリカ語法―フィールドノート―』(研究社出版, 1982), 『アメリカ英語の最新情報』(研究社出版, 1986), 『アメリカ英語文化の背景』(研究社出版, 1991), 『現代アメリカ英語を追って』(こびあん書房, 1993).

主な辞書:『事典/ 危険な英語』(共著)(荒竹出版,1981), 『現代アメリカ名詞辞典』(共著)(荒竹出版, 1983), 『最新英語情報辞典』(執筆・校閲) (小学館, 1983, 1986), 『実用英語サクセス和英辞典』 (共著)(日本英語教育協会), 『英語スラング辞典』(訳編著)(研究社出版, 1989), 『BASIC時事英語辞典』(共著) (三修社, 1989), 『英和商品名辞典』(編著)(研究社, 1990), 『現代英文法辞典』(項目執筆) (三省堂, 1992), 『リーダーズ・プラス』(編集・執筆) (研究社, 1994), 『現代英米語用法事典』(共著)(研究社, 1995), 『英和メディカル用語辞典』(共著)(講談社インターナショナル, 2000), 『朗文歐美名牌大全』[『英和商品名辞典』中国語版] (Longman, 2000), 『医療英語がおもしろい―最新Medspeak の世界―』(共著)(医歯薬出版, 2006), 『英和ブランド名辞典』(共著)(研究社, 2011), 『小学館ランダムハウス英和辞典』(執筆:校閲) (小学館, 1979, 1994), 『リーダーズ英和辞典』第3版 (執筆) (研究社, 2012),『犯罪・捜査の英語辞典』(共著)(三省堂, 2012), 『医療現場の英語辞典』(共著)(三省堂, 2016).

目次

・まえがき ⅲ-
・本辞典の読み方(凡例) ⅷ-
・コラム一覧 ⅹ
・要注意表現の英語辞典(アルファベット順) 1-
・英語索引 260-
・日本語索引 269-
・主要参考文献 298-
・編著者紹介 325