日本語音声学入門 第三版

定価
2,310円
(本体 2,100円+税10%)
判型
A5判
ページ数
224ページ
ISBN
978-4-385-34590-1
  • 改訂履歴
    1997年11月10日
    初版 発行
    2006年 4月10日
    改訂版 発行
    2025年 9月1日
    第三版 発行

音声の世界地図を得られる入門書!

斎藤純男 著

  • 日本語の音声を人間の言語の音声全体の中において捉え、音声学の基本的なところを初学者向けに解説する入門書
  • 最新の研究を反映し、内容・資料をアップデートした待望の改訂第3版
  • 音声学について予備知識のない人でも理解できるよう平易に解説
  • 大学の授業に加え、日本語教育能力検定試験、言語聴覚士国家試験の準備のためにも役立つテキスト
  • 理解が深まる「コラム」も充実

特長

さらに詳しい内容をご紹介

著者紹介

斎藤純男(さいとう・よしお)

1958年 東京都に生まれる

1976-1984年 東京外国語大学でモンゴル語学、音声学、言語学をまなぶ

1980-1981年 インディアナ大学(Indiana University)でアルタイ諸言語・諸民族についてまなぶ
その後、東京学芸大学や拓殖大学などで教員をつとめる
その間、1987年に東北師範大学(东北师范大学)で日本語をおしえ、1999年にルンド大学(Lunds universitet)で研究をおこなう

著書に『言語学入門』『中期モンゴル語の文字と音声』など、共編著の著書に『音声学基本事典』『明解言語学辞典』など、分担
執筆の著書に『朝倉日本語講座3 音声・音韻』『日本語学大辞典』『新版日本語教育事典』Linguistic Atlas of Asia などがある

目次

本書の内容の理解に役に立つ資料

第1章 音声と音声学

1 音声学

2 音声器官

3 音声記号

第2章 単音

1 単音とその産出

2 子音

3 母音

4 現代共通日本語の単音

第3章 音節とモーラ

1 音節

2 モーラ

3 モーラ言語とシラブル言語

4 音節の音声学的説明

5 音節の境界

6 音節の核となる音

7 音節の構造

第4章 アクセントと声調

1 アクセント

2 声調

3 アクセントと声調のタイプ分け

4 2つのタイプをあわせ持つ言語

5 アクセントや声調によって語の意味を区別する言語としない言語

6 現代日本語のアクセント

第5章 イントネーション

1 アクセントとイントネーション

2 現代共通日本語のイントネーション

3 他の言語のイントネーション

第6章 リズム

1 強勢リズム

2 音節リズムとモーラリズム

第7章 ポーズ

第8章 速さ

第9章 強調と音声

1 プロミネンス

2 インテンシティー

第10章 音声の物理と心理

1 音声の物理

2 音声の心理

第11章 音韻論

1 音声学と音韻論

2 音素

3 音素分析

4 弁別的特徴と余剰的特徴

5 自然類

6 音素の獲得と音韻体系

コラム 1~14

記号一覧(子音)(母音)(補助記号など)

新旧IPA(国際音声記号)対照表

事項索引/記号索引

IPA(国際音声記号)