三省堂 辞書ウェブ編集部による ことばの壺
図解日本語 第2版
- 定価
- 2,200円
(本体 2,000円+税10%) - 判型
- A5判
- ページ数
- 176ページ
- ISBN
- 978-4-385-36241-0
-
改訂履歴
- 2006年 9月30日
- 初版 発行
- 2024年 9月10日
- 第2版 発行
ビジュアルでわかりやすい日本語の入門書。増補改訂版。
- ビジュアルでわかりやすい入門書、待望の増補改訂版。
- 見やすい二段組みレイアウト。上段は平易で具体的な解説、下段は解説に対応する図表や、理解をより深める脚注・関連資料など。
- グラフ・文字資料・地図など、約150点を掲載。
- 事項・人名・書名索引付き。
特長
さらに詳しい内容をご紹介
まえがき
本書は、現代日本語について知りたい、学びたいと思っている方たちのために、入門書もしくはテキストとして編集したものです。学び直したい、疑問点をちょっと調べてみたいという方も、参考書として大いに活用してください。
読みやすさを心がけ、それぞれの分野や項目についてできるだけ平易に解説するように努めました。そして、見やすさにも配慮して、紙面を上下二段に分割し、上段の概説に対して、下段にはより詳しい説明を補足するほか、関連する情報を付与したり、できるだけ多くの図や表など掲載したりして、一層理解が深まるように工夫を凝らしました。また、必要に応じてやや専門的な内容に踏み込んた箇所もあります。上段の説明を読み進めながら、下段の補説や図表などをもできるだけ参照するようにしてください。
本書は初版刊行以来、読者の方々からご好評をいただき、刷を重ねてまいりました。2006年から18年を経て、人間でいえば成人式に当たる時期を機会に、新たな説明や情報が必要な箇所について増補改訂することにしました。今後とも引き続き、多くの方々の知の手引きとなれば幸いです。
興味を持った章・節から読み始めてください。また、とりあえずは知りたい部分だけ読むというのもよいでしょう。まずは日本語を身近なものに感じること、それが理解を深めていく端緒となるに違いありません。本書をきっかけとして、さらに日本語に興味を持ってくださることを願っています。そして、日本語のおもしろさ、奥深さに触れるようなことがあれば望外の喜びとするところです。
2024年8月
著者一同
著者略歴
沖森卓也(おきもり・たくや)
1952年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻修士課程修了。博士(文学)。現在、立教大学名誉教授。編著『日本古代の表記と文体』(吉川弘文館、2000)『日本語の誕生-古代の文字と表記-』(吉川弘文館、2003)など。
木村義之(きむら・よしゆき)
1963年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター教授。主要著書に、『斉東俗談の研究―影印・索引―』(おうふう、1995)、『隠語大辞典』(皓星社、2000)など。
陳力衛(ちん・りきえい)
1959年生まれ。北京大学大学院日本語日本文学専攻修士課程修了、東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専攻博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、成城大学経済学部教授。主要著書に、『近代知の翻訳と伝播』(三省堂、2019)など。
山本真吾(やまもと・しんご)
1961年生まれ。広島大学大学院文学研究科国語学国文学専攻博士課程後期退学。博士(文学)。現在、東京女子大学現代教養学部教授。主要著書に『平安鎌倉時代に於ける表白・願文の文体の研究』(汲古書院、2006)など。
(2024年8月現在)