三省堂 辞書ウェブ編集部による ことばの壺
大学生のための日本語表現トレーニング スキルアップ編
- 定価
- 2,090円
(本体 1,900円+税10%) - 判型
- A5(テキスト)+A4(トレーニングシート)判
- ページ数
- 80ページ
- ISBN
- 978-4-385-36325-7
-
改訂履歴
- 2008年9月10日
- 発行
楽しみながら日本語表現のスキルアップを実感!
大学生のための待望のトレーニングブック!
- 「テキスト」と「トレーニングシート」の2分冊スタイルにより、楽しみながら日本語表現のスキルアップを実感!
- 実際に役立つ「19の表現法」と、短時間でできる「基礎ドリル」。
- 大切なことが一目で分かる「表現上のポイント」や、丁寧な「課題」で、能動的学習が可能。
- 初年次教育や入学前教育にも最適。
特長
関連リンク
「日本語表現トレーニング スキルアップ編 教師用指導資料」(非売品)を、ご採用いただき、ご希望される先生にご提供いたします。下記の申込みフォームに入力の上、ご送信ください。
【指導資料の内容】
授業を行う先生方へ ・シラバス案(半期・通年) ・テキストや授業に関するQ&A ・各章指導資料 [以上 pdfデータ]
第2章 ノートテイキング用動画.wmv
第12章 パワーポイント資料.ppt
さらに詳しい内容をご紹介
はじめに
本書は、大学生活に必要な日本語表現を、効率的に、分かりやすく学べるように編集したものです。本書で学ぶことによって、自己紹介やノートのとり方から、レポートの書き方に至るまで、幅広い表現能力を無理なくスキルアップさせることができます。
本書の対象
- 大学生活に必要な日本語表現能力を身につけたい大学1年生
- 日本語表現能力をより向上させたい大学2・3・4年生
- 大学に進学予定の高校生
- 日本語能力試験1級レベル以上の留学生
本書は、大学生の初年次教育や入学前教育にも適しています。特に、高校と大学の違いにとまどっている人や、表現上のポイントがよく分からないという人に大きな効力を発揮します。なお、本書の姉妹編として『大学生のための日本語表現トレーニング -実践編-』 『大学生のための日本語表現トレーニング -ドリル編-』 があります。
本書の6つの特長
- 「テキストによる導入」→「トレーニングシートを用いた作業」→「テキストによる丁寧な解説」という能動的な学習スタイルを実現しました。活字ばかりを目で追う受動的な学習とは異なり、飽きることなく取り組めます。
- トレーニングシートに取り組む前と後を比べることにより、スキルアップを実感できる仕組みになっているので、短時間で学習効果を確認できます。
- (表現上のポイント)により、どこに力点をおいて考えればよいのか、一目で分かります。
- 1章分の分量が、大学の授業1~2回分に対応しており、集中力が持続できるようになっています。
- 約500名の大学生にアンケート調査を行い、実際の大学生活に必要なテーマを厳選しました。
- 「基礎ドリル」で、間違えやすい、表現のルールや語句を、集中的にトレーニングできます。
本書の使い方
- このテキストと、別冊のトレーニングシートの2冊を使って学習を進めます。
- まず、このテキストを読み進めてください。読み進めると、‘ ’ が出てきます。このマークが出てきたら、テキストの指示に従ってトレーニングシートの課題に取り組んでください。
- トレーニングシートの課題が終わると、‘’ があります。‘’ が示すテキストのページに戻って、再びテキストを読み進めてください。
- トレーニングシートには、必要に応じて「基礎ドリル」が付いています。積極的に挑戦してみてください(「基礎ドリル」の解説は76~78ページ)。
- 課題をするにあたって、トレーニングシートのスペースが足りなくなった場合は、余白やノートに書いても結構です(教員の指示がある場合は、それに従ってください)。 最初から順を追って取り組む方が分かりやすいのですが、興味のあるところを読むだけでも十分スキルアップします。
- 課題はいくつかありますが、課題1に取り組むだけでも、確実にスキルアップします(課題1は、特にテキスト中にも記載し、丁寧な解説をつけています)。課題2以降が難しいようであれば、飛ばしても構いません。
- 8章・9章では、インターネットができるパソコンが必要ですが、その他の章では、特に機材は必要ありません。
- 8章・9章・13章では図書館を利用します。大学の図書館などを、実際に利用してみてください。 2人以上で学ぶとより楽しめる課題もあるので、友達と一緒に勉強するという使い方もできます。
本書を教科書として利用する先生方へ
本書は、半期・通年の別を問わず、大学の授業の教科書として使いやすいように作ってあります。本書を教科書としてご採用いただいた先生には、指導資料をご提供いたします。ページ上方の申し込みフォームからお申し込みください。
※本書の内容は、URL情報なども含め2008年6月30日時点のものです。
本書の執筆にあたり、三省堂の飛鳥勝幸氏と翔文社の田中敦子氏、オーポンの五味崇宏氏に大変お世話になりました。記して感謝申し上げます。また、貴重なご意見をくださった、筑波大学・千葉大学・実践女子大学・法政大学他の学生の皆さんにも、篤くお礼申し上げます。
編著者紹介
橋本 修(はしもと おさむ)
筑波大学 人文社会系 教授
分担:3章、4章、6章、10章、18章、19章、 基礎ドリルの1・5
安部朋世(あべ ともよ)
千葉大学 教育学部 教授
分担:2章、5章、12章、16章、17章、基礎ドリルの2・3・4・6・7・8
福嶋健伸(ふくしま たけのぶ)
実践女子大学 文学部 教授
分担:1章、7章、8章、9章、11章、13章、14章、15章
目次
1 はじめに
2 本書の使い方
3 目次
4 第1章 自己紹介ー具体的に話そう
8 第2章 大学でのノートのとり方─授業を再現できるノートをとろう
12 第3章 敬語の基礎─基本ルールをマスターしよう
16 第4章 確実な連絡メモ─5W1Hでチェックしよう
20 第5章 メールの書き方─依頼メールの基本を学ぼう
24 第6章 手紙の書き方─書式とマナーの基本を身につけよう
28 第7章 説明のコツ─「全体→部分」の順で説明しよう
32 第8章 大学生の調べ方1─インターネット・図書館で調べよう
36 第9章 大学生の調べ方2─必要な文献を手に入れよう
40 第10章 アンケートのとり方─アンケート用紙の3大要素をおさえよう
44 第11章 資料の読みとり─表・図・グラフから情報を抽出しよう
48 第12章 効果的なプレゼンテーション─レジュメ・視覚資料を作成しよう
52 第13章 堅実なレポートの書き方1─具体的な手順を学ぼう
56 第14章 堅実なレポートの書き方2─体裁を身につけよう
60 第15章 卒業論文に向けて─研究計画を立てよう
64 第16章 履歴書の作成─しっかりとした履歴書を書こう
68 第17章 面接の受け方─質問内容を予想して準備しよう
72 第18章 小論文の書き方─予め型を決めておこう
74 第19章 エッセイ・ブログ─趣味的な文章の書き方を学ぼう
76 基礎ドリル─解説
敬語の語形
仮名遣い・漢字と送り仮名
慶事の基礎知識
話し言葉と書き言葉の違い
慣用句・ことわざ・四字熟語
二義的な文章・悪文訂正
記号の使い方
原稿用紙・校正記号
79 参考文献
トレーニングシート目次
1 第1章 自己紹介
3 第2章 大学でのノートのとり方
5 第3章 敬語の基礎
8 基礎ドリル[1] 敬語の語形
9 第4章 確実な連絡メモ
12 基礎ドリル[2] 仮名遣い・漢字と送り仮名
13 第5章 メールの書き方
15 第6章 手紙の書き方
18 基礎ドリル[3] 慶事の基礎知識
19 第7章 説明のコツ
21 第8章 大学生の調べ方1
23 第9章 大学生の調べ方2
25 第10章 アンケートのとり方
28 基礎ドリル[4] 話し言葉と書き言葉の違い
29 第11章 資料の読みとり
33 第12章 効果的なプレゼンテーション
36 基礎ドリル[5] 慣用句・ことわざ・四字熟語
37 第13章 堅実なレポートの書き方1
40 基礎ドリル[6] 二義的な文章 ・悪文訂正
41 第14章 堅実なレポートの書き方2
44 基礎ドリル[7] 記号の使い方
45 第15章 卒業論文に向けて
48 基礎ドリル[8] 原稿用紙・校正記号
49 第16章 履歴書の作成
51 第17章 面接の受け方
53 第18章 小論文の書き方
55 第19章 エッセイ・ブログ