三省堂 辞書ウェブ編集部による ことばの壺
大学生のための日本語表現トレーニング 実践編
- 定価
- 2,090円
(本体 1,900円+税10%) - 判型
- A5(テキスト)+A4(トレーニングシート)判
- ページ数
- 80ページ
- ISBN
- 978-4-385-36326-4
-
改訂履歴
- 2009年9月10日
- 発行
楽しみながら日本語表現の実践力をアップ!
大学生のための待望のトレーニングブック!
- 待望の「日本語表現トレーニング」第2弾!
- 「テキスト」と「トレーニングシート」の2分冊スタイルにより、楽しみながら日本語表現の実践力をアップ!
- 実際に役立つ「30の表現法」と、【課題】を考える手順を効果的に示す「ナビゲート」、大切なことが具体的に分かる「ポイントアドバイス」。
- 社会人になっても通用する日本語表現能力を無理なく身に付けるのに最適。
特長
関連リンク
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「日本語表現トレーニング 実践編 教師用指導資料」(非売品)を、ご採用いただき、ご希望される先生にご提供いたします。下記の申込みフォームに入力の上、ご送信ください。
【指導資料の内容】
授業を行う先生方へ ・シラバス案(半期・通年) ・テキストや授業に関するQ&A ・各章指導資料 [以上 pdfデータ]
第3章 ノートテイキング用動画.wmv
第4章, 第18章 音声データ.MP3
第14章 パワーポイント資料.ppt
さらに詳しい内容をご紹介
はじめに
本書は、「大学生活に必要な日本語表現」を学ぶためのものであり、社会人になっても通用する日本語表現能力の育成を目的としています。皆さんが、楽しく、より実践的に学べるよう、身近な課題を豊富に用意しました。本書で学ぶことによって、人を上手に紹介する方法から企画書作成に至るまで、重要な日本語表現能力を無理なく身に付けることができます。
本書の対象
- 学生生活に必要な表現能力を身に付けたい大学1・2年生や短大1年生
- 就職に必要な表現能力を身に付けたい大学3・4年生や短大2年生
- 日本語能力試験1級レベル以上の留学生
本書は、大学の初年次教育や入学前教育、キャリア教育にも適しています。特に、就職を意識している人や、「仕事」に必要な表現能力と考え方を実践的に分かりやすく学びたい人には、大きな効力を発揮します。なお、本書の姉妹編として『大学生のための日本語表現トレーニング -スキルアップ編-』 『大学生のための日本語表現トレーニング -ドリル編-』 があります。
本書の6つの特長
- 「テキストによる導入」→「トレーニングシートを用いた作業」という能動的な学習スタイルを実現しました。活字を目で追うだけの受動的な学習とは異なり、飽きることなく取り組めます。
- 「課題」は、現実的で身近なものばかりです。実践的な作業の中から、分かりやすく日本語表現を学んでいくことができます。
- 必要に応じて‘ナビゲート’や‘ポイントアドバイス’を付しており、どこに力点をおいて考えればよいかすぐに分かります。
- 1章分の分量が、大学の授業1~2回分に対応しており、集中力が持続できるようになっています。
- 30章分の豊富なメニューを用意しており、口頭表現、文章表現のいずれにも対応しています。また、苦手なところを集中的にトレーニングできます。
- 「高校生が大学生になること(入口部分)」に加え「大学生が社会人になること(出口部分)」も意識した構成であり、就職活動等の準備にも対応しています。
本書の使い方
- このテキストと、別冊のトレーニングシートの2冊を使って学習を進めます。
- まず、このテキストを読み進めて下さい。読み進めると、‘ ’が出てきます。このマークが出てきたら、テキストの指示に従ってトレーニングシートの課題に取り組んで下さい。ただし、‘ナビゲート’がある場合は、‘ナビゲート’を読みながら、トレーニングシートの課題に取り組むようにして下さい。
- トレーニングシートの課題が終わると、‘’があります。‘’が示すテキストのページに戻って、再びテキストを読み進めて下さい。
- 実践的な課題であるため、決められた「正解」のない場合がほとんどです。必要に応じて、考え方の方向を示す‘ナビゲート’と、課題の大切な部分を確認する‘ポイントアドバイス’がありますので、これらの情報を活用して、自分なりの正解を組み立てて下さい。
- 課題をするに当たって、トレーニングシートのスペースが足りなくなった場合は、余白やノートに書いても結構です(教員の指示がある場合は、それに従って下さい)。
- 最初から順を追って取り組む方が分かりやすいのですが、興味のあるところを読むだけでも、十分、表現能力がアップします。
- 9章・29章ではインターネットのできる環境が必要ですが、その他の章では、特に機材は必要ありません。また、10章では図書館を利用します。大学の図書館等を、実際に利用してみて下さい。
- 基本的に、各章に1つは、2人以上で学ぶとより楽しめる課題(‘’の印があるもの)が用意されています。友達と一緒に勉強するという使い方もできます。
トレーニングシートの使い方 ──能動的な学習スタイルのために──
- このトレーニングシートは、皆さんが書き込むためのものです。
- このトレーニングシートとテキストの2冊を使って学習を進めていきます。
- 学習の流れは、「テキストによる導入」→「トレーニングシートを用いた作業」となります。
- テキスト中に出てくる‘’は、このトレーニングシートを意味しています。‘’が出てきたら、指示に従ってトレーニングシートの課題に取り組んで下さい。ただし、テキスト中に‘ナビゲート’がある場合は、‘ナビゲート’を読みながら、トレーニングシートの課題に取り組むようにして下さい。
- トレーニングシート中に出てくる‘’はテキストを意味しています。‘’が出てきたら、指示に従ってテキストのそのページに戻り、テキストを読み進めて下さい。
- 課題をするに当たって、トレーニングシートのスペースが足りなくなった場合は、余白やノートに書いても結構です(教員の指示がある場合は、それに従って下さい)。
- トレーニングシートの課題に‘’が付いている場合は、その課題が、ペア、あるいはグループワークであることを意味しています。友達と一緒に取り組んでみましょう。
本書を教科書として利用する先生方へ
本書は、半期・通年の別を問わず、大学の授業の教科書として使いやすいように作られています。本書を教科書としてご採用いただいた先生には、指導資料をご提供いたします。ページ上方の申し込みフォームからお申し込みください。
※本書の内容は、URL情報等も含め2009年6月30日時点のものです。以降の更新情報は「更新情報のページ」をご覧ください。また、特に断りのない限り、本書で示されているデータや研究等は架空のものです。
本書の執筆に当たり、三省堂の飛鳥勝幸氏と翔文社の田中敦子氏、オーポンの五味崇宏氏には大変お世話になりました。記して感謝申し上げます。また、貴重なご意見を下さった、筑波大学・千葉大学・実践女子大学・法政大学他の学生さん方にも、篤くお礼申し上げます。
編著者紹介
福嶋健伸(ふくしま たけのぶ)
実践女子大学 文学部 教授
分担:2章、5章、8章、9章、10章、11章、12章、16章、22章、26章、28章
橋本 修(はしもと おさむ)
筑波大学 人文社会系 教授
分担:4章、15章、17章、18章、19章、20章、21章、24章、25章、29章、30章
安部朋世(あべ ともよ)
千葉大学 教育学部 教授
分担:1章、3章、6章、7章、13章、14章、23章、27章
目次
1 はじめに
2 本書の使い方
3 目次
5 第1章 人を紹介する──準備と話し方
8 第2章 説明をする──漏れや重複のない説明
11 第3章 議事録をとる──流れと要点をまとめる技術
14 第4章 手帳でスケジュール管理を行う──必要事項のチェックと整理
17 第5章 上手な意見交換の方法を学ぶ──相手への配慮が大切
20 第6章 文章を読解する──アカデミックリーディング
23 第7章 文章を要約する──パラグラフの分析
26 第8章 データを集めて解釈する──リサーチ・リテラシー入門
29 第9章 インターネットを用いて調査する──メリットとデメリット
32 第10章 図書館を利用する──「知」の宝庫の探索
35 第11章 堅実なレポートの書き方を学ぶ1──ブレーンストーミングの利用
38 第12章 堅実なレポートの書き方を学ぶ2──体裁で迷わない方法
41 第13章 プレゼンテーションを行う──レジュメ/アウトライン
44 第14章 視覚資料を作成する──効果的なスライド
47 第15章 ディベートの技法を学ぶ──議論の深め方
50 第16章 卒業論文の執筆計画を立てる──就職活動との両立
53 第17章 口頭表現の基礎を押さえる──印象のよい話し方
56 第18章 電話応対のマナーを学ぶ──敬語/伝言メモ
59 第19章 アンケートをとる──意向調査の方法
62 第20章 段取りを考えて連絡する──連絡係の仕事
65 第21章 奨学金を申請する──学業への意欲をアピール
68 第22章 逆算して計画を立てる──就職活動/大学院受験のスケジュール
71 第23章 メールを書く──お伺い/依頼
74 第24章 手紙を書く1──書式の基本
77 第25章 手紙を書く2──目上の相手に書く依頼の手紙
80 第26章 上手なインタビューをする──OBOG訪問で失敗しない方法
83 第27章 エントリーシートを作成する──自己分析の仕方
86 第28章 面接のコツを学ぶ──効果的な自己PR
89 第29章 小論文を作成する──組み立てプランと情報収集
92 第30章 企画書を書く──企画の意義と実現可能性をアピール
95 参考文献
トレーニングシート 目次と使い方
1 第1章 人を紹介する
3 第2章 説明をする
7 第3章 議事録をとる
11 第4章 手帳でスケジュール管理を行う
13 第5章 上手な意見交換の方法を学ぶ
15 第6章 文章を読解する
19 第7章 文章を要約する
23 第8章 データを集めて解釈する
25 第9章 インターネットを用いて調査する
27 第10章 図書館を利用する
31 第11章 堅実なレポートの書き方を学ぶ1
33 第12章 堅実なレポートの書き方を学ぶ2
37 第13章 プレゼンテーションを行う
39 第14章 視覚資料を作成する
43 第15章 ディベートの技法を学ぶ
47 第16章 卒業論文の執筆計画を立てる
49 第17章 口頭表現の基礎を押さえる
51 第18章 電話応対のマナーを学ぶ
53 第19章 アンケートをとる
55 第20章 段取りを考えて連絡する
57 第21章 奨学金を申請する
59 第22章 逆算して計画を立てる
61 第23章 メールを書く
63 第24章 手紙を書く 1
67 第25章 手紙を書く 2
69 第26章 上手なインタビューをする
71 第27章 エントリーシートを作成する
73 第28章 面接のコツを学ぶ
75 第29章 小論文を作成する
77 第30章 企画書を書く