哲学大図鑑 第2版

定価
5,280円
(本体 4,800円+税10%)
判型
B5変型判
カラー
オールカラー
ページ数
360ページ
ISBN
978-4-385-16253-9
寸法
23.5×19.5cm
  • 改訂履歴
    2012年2月15日
    初版発行
    2025年2月10日
    第2版発行

図解哲学入門のベストセラー、13年ぶりの改訂版!

マーカス・ウィークスほか 著/小須田 健 訳

  • ソクラテスからアラン・チューリングまで、哲学者のキーとなることばを織り込みながら、わかりやすい図解(「マインド・マップ」)で100を超える哲学理論を紹介。
  • 難解な哲学用語を使わずに複雑な理論を解きほぐした、自分でものを考える人のための哲学入門。
  • 改訂で新たにアラン・チューリング(AIの父)、フィリッパ・フット(トロッコ問題)、ベル・フックス(人種とジェンダー)なども取り上げた。

特長

さらに詳しい内容をご紹介

『哲学大図鑑 第2版』を推薦します!

九段理江(作家)

日々頭に浮かぶあらゆる疑問は、スマートな電子端末が瞬時に答えを教えてくれるようになった。
それでもあえてこの図鑑を手元に置いておきたいのは、問いの周囲をさまよい続ける自由を、まだ奪われたくないからだ。

山本貴光(文筆家)

古来哲学は、この世界に驚き、問い、考えてきた。
そもそも人はなぜそんなふうに考えたのか。それが分かると哲学は俄然面白くなる。
この図鑑は、そんな思考のプロセス、哲学のヒミツを教えてくれる。
図解を辿ればほら、頭も動き出す。たくさんの謎に出会う旅に出よう。

執筆者・編集協力者・訳者

執筆者

マーカス・ウィークス

作家・音楽家。哲学を学び、教師を務めたのち、著述家。芸術と一般科学にかんする執筆が多い。

ウィル・バッキンガム

哲学者・小説家。哲学と語り(ナラティヴ)の相互作用について研究している。近年は、英国レスターのド・モンフォール大学で教鞭をとる。著書に『船になれること――倫理学・経験・物語の海』ほかがある。

ダグラス・バーナム

英国スタッフォードシャー大学哲学教授。近代ヨーロッパ哲学にかんする多数の論文と著書がある。

クライヴ・ヒル

政治理論・英国史の講師。現代世界において知識人がになう役割について研究している。

ピーター・J・キング

英国オクスフォード大学ペンブローク・カレッジで教鞭をとる。哲学博士。近著に『百人の哲学者――世界の偉大な思想家へのガイド』がある。

ジョン・マレンボン

英国ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ・フェロー。中世哲学を専門としている。著書に、『初期中世哲学入門 480~1150年』がある。

編集協力者

リチャード・オズボーン

本書企画に協力。カンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツ(ロンドン芸術大学)で哲学と批評理論を教えている。

ステファニー・チルマン

「哲学者人名録」に協力。

訳者

小須田 健(こすだ・けん)

1964年神奈川県生まれ。中央大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、中央大学、清泉女子大学、東京情報大学、実践女子大学ほかの講師。専攻は現代哲学・倫理学。著書に、『哲学の解剖図鑑』(エクスナレッジ)ほか。訳書に、アンドレ・コント=スポンヴィル『哲学』(白水社・共訳)、ラース・スヴェンセン『働くことの哲学』(紀伊國屋書店)、ローゼンツヴァイク『救済の星』(みすず書房・共訳)など。

目次

古代世界(紀元前700年~紀元250年)

ミレトスのタレス、老子、ピュタゴラス、ゴータマ・シッダータ、孔子、ヘラクレイトス、パルメニデス、プロタゴラス、墨子、デモクリトスとレウキッポス、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、エピクロス、シノぺのディオゲネス、キティウムのゼノン

中世世界(250年~1500年)

ヒッポの聖アウグスティヌス、ボエティウス、イブン=シーナー(アヴィケンナ)、聖アンセルムス、イブン=ルシュド(アヴェロエス)、モーセス・マイモニデス、ジャラール・ウッディーン・ルーミー、トマス・アクィナス、ニコラウス・フォン・クザーヌス、デシデリウス・エラスムス

ルネサンスと理性の時代(1500年~1750年)

二コロ・マキャヴェリ、ミシェル・ド・モンテーニュ、フランシス・ベーコン、トマス・ホッブズ、ルネ・デカルト、ブレーズ・パスカル、ベネディクトゥス・スピノザ、ジョン・ロック、ゴットフリート・ライプニッツ、ジョージ・バークリー

革命の時代(1750年~1900年)

ヴォルテール、デイヴィド・ヒューム、ジャン=ジャック・ルソー、アダム・スミス、イマヌエル・カント、エドマンド・バーク、ジェレミー・ベンサム、メアリ・ウルストンクラフト、ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ、フリードリヒ・シュレーゲル、ゲオルク・ヘーゲル、アルトゥール・ショーペンハウアー、ルートヴィヒ・アンドレアス・フォイエルバッハ、ジョン・スチュアート・ミル、セーレン・キルケゴール、カール・マルクス、ヘンリー・デイヴィド・ソロー、チャールズ・サンダーズ・パース、ウィリアム・ジェイムズ

現代世界(1900年~1950年)

フリードリヒ・ニーチェ、アハド・ハアム、フェルディナン・ド・ソシュール、エドムント・フッサール、アンリ・ベルクソン、ジョン・デューイ、ジョージ・サンタヤーナ、ミゲル・デ・ウナムーノ、ウィリアム・デュ・ボイス、バートランド・ラッセル、マックス・シェーラー、カール・ヤスパース、ホセ・オルテガ・イ・ガセット、田辺 元、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン、マルティン・ハイデガー、和辻哲郎、ルドルフ・カルナップ、ウァルター・ベンヤミン、ハーバート・マルクーゼ、ハンス=ゲオルク・ガダマー、カール・ポパー、テオドール・アドルノ、ジャン=ポール・サルトル、ハンナ・アーレント、エマニュエル・レヴィナス、モーリス・メルロ=ポンティ、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン、アイザイア・バーリン、アルネ・ネス、アルベール・カミュ

現代哲学(1950年~現在)

ロラン・バルト、メアリー・ミッジリー、トマス・クーン、ジョン・ロールズ、リチャード・ウォルハイム、ポール・ファイヤアーベント、ジャン=フランソワ・リオタール、フランツ・ファノン、アラン・チューリング、バーナード・ウィリアムズ、ミシェル・フーコー、ノーム・チョムスキー、フィリッパ・フット、ユルゲン・ハーバーマス、ジャック・デリダ、リチャード・ローティ、リュス・イリガライ、エドワード・サイード、エレーヌ・シクスー、トマス・ネーゲル、ジュリア・クリステヴァ、ダニエル・デネット、ヘンリー・オデラ・オルカ、ピーター・シンガー、スラヴォイ・ジジェク、ベル・フックス

哲学者人名録

用語解説

索引

第2版 訳者あとがき

出典一覧