シェイクスピア大図鑑

定価
4,620円
(本体 4,200円+税10%)
判型
B5変型判
カラー
オールカラー
ページ数
352ページ
ISBN
978-4-385-16229-4
寸法
23.5×19.5cm

これ一冊で、
シェイクスピアのすべてがわかる!

スタンリー・ウェルズほか 著/河合祥一郎 監訳

  • 「死ぬことは生きるのとおなじように当たり前のこと」(『エドワード三世』)、「針でつついたら血が出よう?」(『ヴェニスの商人』)、「もう一度あの突破口へ、諸君、もう一度だ」(『ヘンリー五世』)など、200を超えるシェイクスピアの名ぜりふを、河合祥一郎による翻訳で掲載。
  • 世界中の舞台や映画作品の写真、作品に触発された絵画など、写真・図版を数多く掲載。図解入りのあらすじ紹介や、オールカラーの人物関連図により、初めてシェイクスピアに触れる人から、すでに舞台や書籍をとおしてシェイクスピアを知っている人まで、幅広く楽しめる本。

特長

さらに詳しい内容をご紹介

『シェイクスピア大図鑑』を推薦します。

野村萬斎(狂言師・俳優)

ややこしや! と言いたくなるシェイクスピアも この一冊があれば、わかりやすや! おもしろや! グローブ座を中心に演じられたシェイクスピアの グローバルな楽しさ満載!

※野村萬斎演出・出演「まちがいの狂言」も写真入りで紹介されています。

「まちがいの狂言」のページへ

著者・訳者プロフィール

著者・編集顧問

スタンリー・ウェルズ(編集顧問consultant editor)
シェイクスピア生誕地記念財団名誉総裁、バーミンガム大学名誉教授、ロイヤル・シェイクスピア劇団名誉理事、オックスフォード大学ベリオール・コレッジ名誉フェロー。オックスフォード版およびペンギン版シェイクスピア全集編集主幹、The Oxford Companion to Shakespeare 共同編集者を務めた。著書にShakespeare for All Time、Shakespeare, Sex, and Love、Great Shakespeare Actors がある。英国王立文学協会研究員、大英帝国勲章(CBE)受章。

監訳者

河合祥一郎(かわい・しょういちろう)
東京大学教授。東京大学とケンブリッジ大学卒業。両大学より博士号(Ph.D.)取得。共著にThe Cambridge Guide to the Worlds of Shakespeare、The Routledge Companion to Director’s Shakespeare ほか。単著に『ハムレットは太っていた!』(サントリー学芸賞受賞)、『謎解き「ハムレット」』、『あらすじで読むシェイクスピア全作品』ほか。角川文庫よりシェイクスピア新訳刊行中。

目次

はじめに

■フリーの作家時代 1589年~1594年

愛において、友を大切にする奴がいるか?
『ヴェローナの二紳士』

じゃじゃ馬の馴らし方はわかっている
『じゃじゃ馬馴らし』

指導者を失った民衆は、怒ったミツバチのように、上を下への大騒ぎだ
『ヘンリー六世・第二部』

俺は微笑んで、微笑みながら人を殺すことができる
『ヘンリー六世・第三部』

今日のこの論争は……やがて紅薔薇と白薔薇の戦となろう。そして、一千もの魂が死の闇へ送り込まれるだろう
『ヘンリー六世・第一部』

なに、ふたりともいますよ、このパイのなかに焼かれて入っている
『タイタス・アンドロニカス』

このヨークの太陽輝く栄光の夏となった
『リチャード三世』

死ぬことは生きるのとおなじように当たり前のこと
『エドワード三世』

どんなまちがいのせいで、目や耳がおかしくなるのか?
『まちがいの喜劇』

狩りを彼は愛すれど、愛を彼は蔑めり
『ヴィーナスとアドーニス』

誰が一週間嘆くことになる束の間の喜びを買い求めようか
『ルークリースの凌辱』

■宮内大臣一座時代 1594年~1603年

誰が愛と慈悲を切り分けられよう
『恋の骨折り損』

降りよう、落ちよう、太陽神の子パエトーンのごとく
『リチャード二世』

不幸な星の恋人たち
『ロミオとジュリエット』

真の愛の道は、決して平坦ではない
『夏の夜の夢』

血の上に築いたものに確かなものはない
『ジョン王』

針でつついたら血が出よう?
『ヴェニスの商人』

名誉など紋章にすぎない
『ヘンリー四世・第一部』

女房は陽気になっても、貞淑でもいられるんですからね
『ウィンザーの陽気な女房たち』

真夜中の鐘を聞いたもんだ
『ヘンリー四世・第二部』

そう見せかけてたのが許せないのだ! 騙されないぞ
『から騒ぎ』

もう一度あの突破口へ、諸君、もう一度だ
『ヘンリー五世』

人のすることには何事にも潮時というものがある。上げ潮に乗れば幸運へたどりつく
『ジュリアス・シーザー』

この世はすべて舞台。男も女もみな役者にすぎぬ
『お気に召すまま』

非道な運命の矢弾
『ハムレット』

若さ、儚し
『十二夜』

戦争と好色で、なにもかもだめになっちまえ
『トロイラスとクレシダ』

この立場、たとえ王でも譲れない
『ソネット集』

彼の頬に燃え立つ嘘の炎
「恋人の嘆き」

真実と美は埋められたのだ
「不死鳥と雉鳩」

同じように手を上げ、同じ理屈、同じ権利を掲げて、君たちに襲いかかる
『サー・トマス・モア』

■国王一座時代 1603年~1613年

人間は、傲慢な人間は束の間の権威を身にまとう
『尺には尺を』

嫉妬にお気をつけください、閣下、嫉妬というのは緑の眼をした怪物です
『オセロー』

罪を犯すより犯された男
『リア王』

おまえは人間の中庸を知らぬ。両極端しか知らないのだ
『アテネのタイモン』

血は血を呼ぶ
『マクベス』

歳月で彼女はやつれることなく、その際限ない多様性は飽きることがない
『アントニーとクレオパトラ』

人生は糾える糸のごとし

善と悪とが綯い交ぜになっている
『終わりよければすべてよし』

この世は私には終わりのない嵐のよう、私の味方をしてくれる人を吹き飛ばしてしまう
『ペリクリーズ』

民衆あってのローマではないか?
『コリオレイナス』

おまえは死んでいくものに出会ったが、俺が出会ったものは生まれたてのものだ
『冬物語』

そこに果実のようにくっついていてくれ、わが魂よ、木が倒れるまで
『シンベリン』

私たちは夢を織り成す糸のようなものだ
『テンペスト』

さらば、わが偉大さのすべてよ、永遠にさらば!
『ヘンリー八世』

俺たちほど愛し合った二人の人間の記録があるだろうか、アーサイト?
『二人の貴公子』

索引

監訳者あとがき

出典一覧

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発行:2019年12月20日発行

レイアウト:リフロー型

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