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GUIDE-宗教学大図鑑 CASE-宗教学大図鑑

世界の人々のこころのありかたを考える人のための宗教学入門。

  • 有史以来、無数の宗教が生まれ、そして消滅していった。そのそれぞれが独自の信条、儀礼、神話をもっていた。アフリカの狩猟民族の神話、アイヌのアニミズムやヨーロッパのシャーマニズム信仰、オーストラリアのアボリジニの神話、古代文明における宗教的儀礼もとりあげる。さらに、世界最古の宗教のひとつとされるゾロアスター教、道教・儒教などの中国の思想、日本の神道についても、図解入りでわかりやすく解説。

  • 「五大宗教」と言われるヒンドゥー教、仏教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教については、それぞれ30〜40ページにわたって詳しく解説。その起源から歴史、教義や儀礼・慣習について、教典や宗教者の言葉の引用を交えながら紹介する。いま世界で起きているさまざまな対立についての理解を助け、これから何をするべきかを考える指針を与えてくれる。

  • 「近代・現代の宗教」「その他の宗教・宗派」「日本の新宗教」などのページで、シク教やサンテリア、モルモン教、バハーイー教、天理教、エホバの証人、ラスタファリ、統一教会、ハレー・クリシュナ、創価学会、金光教、大本といった新宗教についても触れる。世界の諸宗教について、一般の読者に向けてまんべんなく記述した、便利なガイドブックの決定版。

『宗教学大図鑑』監修に寄せて

 イラン革命が起こる1970年代末ごろまでは、人類文化はやがて「宗教を卒業するだろう」という見方をとる学者が多かった。ところが、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロの起こる頃には、多くの人々が宗教の根強さを再認識せざるをえなくなった。
 イスラムだけではない。キリスト教やユダヤ教やヒンドゥー教の強硬派の影響力も見逃せない。事実、アメリカのブッシュ大統領は「テロとの戦い」を十字軍にたとえた。パレスチナ人が住んでいた土地に移り住むイスラエルの入植者は、それをユダヤ人が神から与えられた土地だと主張する。インドではヒンドゥー教徒がヒンドゥーの神殿のためにモスクを破壊する活動がなされもした。

 原理主義や過激派だけで起こる事柄ではない。多くの住民が信仰心を失わない、あるいは強めているという事態が背景にある。日本も例外ではないのではないか。実際、伊勢神宮参拝者は2010年代に大きく伸びた。東アジアといえば、大乗仏教と儒教文明が基盤にあり、新宗教も多く出てくる地域だ。儒教の影響は現在の東アジアの精神文化にどう関わっているのか。東アジアで新宗教が多いのは、どうしてなのか。大乗仏教の特徴とともに、道教や神道の特徴を考えないわけには行かないだろう。
 世界の宗教を比較しながら、今、世界で起こっていること、日本の精神文化に起こっていることを理解する必要がある。この本はそのための良い導き手となるだろう。見やすく、読みやすいとともに、がっちり世界の諸宗教を理解する基礎が養えるように工夫されている。世界の宗教史をどのように整理して捉えればよいのか、その案内もしっかりなされている。事典としても、読み物としても使いやすい本である。


(宗教学者)

『宗教学大図鑑』を推薦します。

真の教養を身につけるためには宗教に関する知識が不可欠だ。
全世界の宗教の概要、歴史、理論についてわかりやすく解説したすばらしい作品。翻訳も正確でかつこなれている。
人類の宗教と文化に関心を持つすべての人に勧める。

佐藤優(作家・元外務省主任分析官)

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宗教学大図鑑

  • ドーリング・キンダースリー社編
    島薗進・中村圭志 日本語版監修
    豊島実和訳
  • B5変型判 352ページ
  • 本体4,200円+税
  • ISBN 978-4-385-16231-7

改訂履歴

2015年6月25日 発行
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