こども ことばつかいかた絵じてん 増補新装版

定価
4,290円
(本体 3,900円+税10%)
判型
AB判
ページ数
432ページ
ISBN
978-4-385-14316-3
重量
1435g
  • 改訂履歴
    1998年3月3日
    初版 発行
    2009年12月10日
    小型版 発行
    2016年4月30日
    増補新装版 発行
    2016年9月10日
    増補新装版 小型版 発行

ことばの実際の使い方が身につく
はじめての「ことば応用絵じてん」!

ことばの使い分けが身につく絵じてん!
新しく「にている ことばの つかいわけ」を追加して、ロングセラーに待望の増補新装版!

金田一春彦 監修/三省堂編修所 編

  • 幼児の日常生活にそくした場面設定で、ことばの使い方や使い分けを例示。
  • 類義語、派生語、反対語や修飾関係などを、絵本のような大きな紙面で解説。
  • ことばを活用する力や表現力が、自然に身につく。
  • 新たに「にている ことばの つかいわけ」16ページを増補。
  • 2歳から6歳向け。
  • オールカラー。

ここは普通版のページです。同じ内容で他の大きさ・装丁のものがあります。

特長

さらに詳しい内容をご紹介

お母さん、お父さんへ

金田一春彦

 私どもは先年、五十音順の『こども ことば絵じてん』を世に問い、さいわい好評を得ることができました。この本は、その姉妹編で、幼い子どもたちのことばの使い方を豊かにすることをねらいにしています。そのために私どもは、幼児の日常の暮らしにそくした場面別の構成を採用したり、類義語や派生語をまとめてみたり、複数の単語のつながりを解説したりするなど、さまざまな工夫をこらしました。これらの工夫によって、日本語の実際の使い方が自然に身につく絵じてんができたのではないかと考えています。
 この絵じてんには、単語の一つ一つに語釈はついていません。語の意味は絵で表現したということもありますが、ことば相互の関係のなかで、一人ひとりが単語の意味や使い方を、覚え込むのではなく、自然に身につけてほしいという希望があってのことです。その結果この絵じてんは、お子さん自身が参加する余地を大きく残した絵本となりました。お子さんが、お母さんやお父さんと一緒に、ことばの使い方や使い分けを、おしゃベリしたり考えたりしながら身につける。そこには、ことばの世界の入り口における、とても大切で美しい瞬間があるように思います。
 この本は、先に出た『こども ことば絵じてん』と合わせて使っていただける内容です。二冊の絵じてんを使って、ゆたかで奥ふかい日本語の世界への第一歩を、お子さんとともに、楽しくかろやかに踏み出していただければ、私どもにとってこれにまさる喜びはありません。

このじてんの特長と使い方

見本ページ

増補した「にている ことばの つかいわけ」

意味が似ている二つのことばを比較。
使い方の違いをイラストと共にわかりやすく示しました。

「いる」と「ある」
「あがる」と「のぼる」
「おろす」と「さげる」
「いう」と「はなす」
「おもう」と「かんがえる」
「こする」と「なでる」
「たたく」と「うつ」
「とどく」と「つく」
「よぶ」と「まねく」
「はさむ」と「つまむ」
「むすぶ」と「しばる」
「ひかる」と「かがやく」
「やく」と「もやす」
「しめる」と「とじる」
「のこる」と「あまる」