マンガ! 大英博物館マンガ展図録

定価
3,850円
(本体 3,500円+税10%)
判型
A4変型判
カラー
オールカラー
ページ数
352ページ
ISBN
978-4-385-16248-5

「自分のマンガ」が、きっとある――世界がみたManga、マンガ、まんが

ニコル・クーリッジ・ルーマニエール・松葉涼子 編/松葉涼子 日本語版監修/山川早霧・飯原裕美 訳

充実したインタビュー記事

ちばてつや・星野之宣・中村光・こうの史代・ヤマザキマリ・竹宮惠子・井上雄彦・赤塚りえ子など、人気漫画家や芸術家へのインタビュー記事のほか、漫画編集者や出版社代表、翻訳者、コミックマーケット主催者など、漫画にかかわるさまざまな人々のインタビュー記事を収録。創作やヒットの秘密に迫る。

原画等収録作品

『ゴールデンカムイ』『不思議の国のアリス』『ギガタウン 漫符図譜』『かくかくしかじか』『ウナギイヌの最期』「柳の木」『あした天気になあれ』『SLAM DUNK』『リアル』『聖☆おにいさん』『オリンピア・キュクロス』『商社の赤い花』ほか多数。

マンガを多角的にとらえる解説記事

「マンガの神様」「少女マンガとは何か」「戦後日本におけるマンガとスポーツ」「ソフト革命としての『キャプテン翼』」「マンガと音楽」「出版物としての性表現」「マンガ・ミュージアム」「マンガと法律」「北斎はマンガを描いたのか?」「帰ってきた妖怪たち」「グラフィック/ノベルの台頭とマンガ」「アニメの軌跡」「『ガロ』とオルタナティヴ・マンガ」ほか。

特長

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執筆者・訳者プロフィール

編者

ニコル・クーリッジ・ルーマニエール

セインズベリー日本藝術研究所の創設者、初代所長。現セインズベリー日本藝術研究所研究担当所長およびイースト・ア ングリア大学日本美術文化教授。2019年まで大英博物館アジア 部日本セクションにIFACハンダ日本美術キュレーターとして在籍し、2019年5月23日から8月 26日まで大英博物館のセインズベリー・エキシビション・ギャ ラリーにて開催された「マンガ展」の主任キュレーターを務めた。

編者・日本語版監修

松葉涼子

専門は近世出版文化。イースト・アングリア大学と提携関係にあるセインズベリー日本藝術研究所でシニア・デジタル・ヒューマニティーズ・オフィサーを勤める。2008年に立命館大学で博士号を取得。大英博物館マンガ展のキュレーターの一人でもあり、また、同展覧会のカタログ執筆も担当した。

訳者

山川早霧

社会科学系翻訳者。高校までロンドンほか海外で育ち、本格的なマンガ読みデビューは二十歳すぎてから。たまたま立ち寄ったカフェの棚にあった萩尾望都の『メッシュ』シリーズで、マンガの面白さに開眼。2005年京都大学法学部中退。2012年よりマンガナイトメンバー。

飯原裕美

津田塾大学卒業。訳書に『脱毛の歴史』(東京堂出版)。翻訳協力にニコラス・カー『ウェブに夢見るバカ』(増子久美、菅野楽章訳)、ジョン・ブロックマンほか『ディープ・シンキング』(日暮雅通訳)(以上、青土社)、ハンナ・マッケンほか『フェミニズム大図鑑』(最所篤子、福井久美子訳 三省堂)など。