経済学大図鑑

定価
4,400円
(本体 4,000円+税10%)
判型
B5変型判
カラー
オールカラー
ページ数
352ページ
ISBN
978-4-385-16222-5
寸法
23.5×19.5cm

いまの世界を考える人のための経済学入門

ナイアル・キシテイニーほか 著/若田部昌澄 日本語版監修/小須田健 訳

  • 豊かさとは何か。世界はなぜ貧しさから抜け出せないのか。現在、私たちの暮らしを左右する経済の仕組みを知ることは、ますます重要性を増している。最初期の交易から今日のグローバルな経済危機まで、世界を動かしてきた経済の流れを、経済思想家たちはどうとらえ、どのように理論化したのか、簡潔に解説。

  • 鍵となる経済学者のキーとなることばを随所に織り込みながら、わかりやすい図解(マインド・マップ)で100を超える経済学の概念を紹介。難解な数式を使わないで、複雑な経済理論を解きほぐす。

  • 初心者から経済学を学ぶ人、さらに幅広い読書人まで、世界経済の今を見つめなおし、考えるための本。

特長

さらに詳しい内容をご紹介

『経済学大図鑑』を推薦します。

岩井克人(経済学者)

現代は資本主義の時代です。途上国の発展も100年に一度の大不況もともに資本主義によってもたらされました。ポストモダン思想もすべて資本主義が現実化しています。 資本主義を知ることは、すべてを知ることなのです。 この本はそのための図鑑です。

橋爪大三郎(社会学者)

お金がなければ生きていけない私たちの 人生のドラマの舞台裏が明らかになる 経済学がこんなにわかりやすくていいのか!

目次

(主な目次)

さあ、交易をはじめよう(前400年~後1770年)

財産権、市場と道徳性、貨幣の機能、金融業、貨幣数量説、保護主義と貿易、富の測定、公開会社、経済活動における農業、経済の循環的流れ、公共財とサービスの供給

理性の時代(1770年~1820年)

ホモ・エコノミクス、自由市場経済学、収穫逓減、価値のパラドックス、租税負担、分業、人口動態と経済学、カルテルと談合、市場における供給過剰、借入と負債、好景気と不況、比較優位

産業革命と経済革命(1820年~1929年)

限られた競争の効果、独占、バブル経済、マルクス主義経済学、労働価値説、需要と供給、効用と満足(度)、消費のパラドックス 、経済的均衡、需要の弾力性、競争的市場、効率性と公平性、規模の経済、機会費用、団体交渉、誇示的消費、外部費用、宗教と経済、貧困問題、中央計画、創造的破壊

戦争と不況(1929年~1945年)

不況と失業、リスクと不確実性、ケインズ乗数、経済学と伝統、コーポレート・ガバナンス(企業統治)、経済理論の吟味、経済学の定義、経済的自由主義、現代経済の出現、価格差別

戦後の経済学(1945年~1970年)

国際貿易とブレトン・ウッズ体制、開発経済学、非合理的な意思決定、マネタリスト政策、インフレと失業、出費の節約、経済学における制度、市場情報とインセンティヴ、市場とその社会への成果、社会選択理論、幸福の経済学、セカンド・ベストの理論、社会的市場経済、経済成長理論、市場統合、計画経済における欠乏、ゲーム理論、従属理論、合理的期待、意思決定のパラドックス、為替相場と通貨、エンタイトルメント理論

現代の経済学(1970年~現在)

金融工学、行動経済学、課税と経済的インセンティヴ、効率的市場、競争と協調、市場の不確実性、独立した中央銀行、複雑性とカオス、社会関係資本、シグナリングとスクリーニング、アジア・タイガー経済、投機と通貨切下げ、勝者の呪い、金融危機、インセンティヴと賃金、粘着的賃金、サーチングとマッチング、経済学と環境(問題)、ジェンダーと経済学、貿易と地理、技術的躍進、国際的債務免除、銀行取付、グローバルな貯蓄の不均衡、不平等と成長、経済変化への抵抗、住宅供給と経済の循環

経済学者人名録

用語解説

索引

電子書籍版のご案内

発行:2018年8月31日発行

レイアウト:リフロー型

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