問題を「解決すること」です。
ソリューション(solution)の語源は、動詞の solve で「(問題を)解決する・解答を出す」などを意味します。従って名詞形のソリューションは「解決・解明・解答」などを意味することになります。実際に日本語でこの語が登場するのは、主に情報と経営の分野。その場合「経営上の問題を、情報技術などを用いて解決していくこと」という限定的な意味になり、具体的には「専門の業者が、顧客の要望に応じてハードウエア・ソフトウエア・人員などを組み合わせてシステムを構築し、これを提供する」ような行為をさします。
前述の通り、情報や経営の分野でよく登場する語です。とりわけベンダー(納入業者)や経営コンサルタントなどの業種が、この語をよく用いているようです。会社名では「丸紅ソリューション」「日立ビジネスソリューション」などの用例が、また雑誌名では「日経ソリューションビジネス」(日経BP社)「月刊ソリューションIT」(リックグループ)などの用例があります。
この語が多用される背景には、情報業界や経営の分野において、解決すべき問題が「複雑化」しているという事情があるようです。
情報業界における複雑化とは「システム構築の複雑さ」をさします。その昔、企業に導入されるコンピューターシステムは、特定業者の独自規格によって設計されることが多く、構築や運用などが比較的容易でした。ところがその後、標準仕様でシステムの相互接続性を高めようとする「オープンシステム」の概念が一般化。この概念が、メーカーやベンダー(納入業者)に「システム構築の複雑さ」という困難さをもたらしたのです。これがソリューション多用のひとつの背景になっています。
一方、経営分野における複雑化とは「ビジネス手法の高度化」をさします。例えば電子商取引、サプライチェーンマネジメント(コンピューターで受発注や社内業務を統合管理する経営手法)、カスタマーリレーションシップマネジメント(コンピューターで顧客の購入履歴・苦情処理などの情報を統合管理する経営手法)といった新しい経営手法が、近年数多く登場しています。このような高度かつ複雑な経営手法を実現するために、ソリューションという言葉が用いられているわけです。
広義のソリューションを漢字で言い換える場合は「解決(法)・解答(法)」などの言葉を用いる方法があります。狭義のソリューションには決まった訳語が存在しませんので、「システム構築による経営問題の解決」などの文章表現を試して下さい。
食品業界では「ミールソリューション」という新しい考え方が広がっています(mealは食事の意味)。これは「食事の手間や煩わしさへの解決策を提示するマーケティング手法」を表します。例えば総菜の販売なども、ミールソリューションのひとつです
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