(前回からのつづき)
一番わかりやすいのは刺激でしょうか。
2019年6月16日付毎日新聞「仲畑流万能川柳」に「カラ元気だして頑張れこのわたし 美祢 夢希」という川柳がのっています。これ、本当にいいです。わたしは呪文のように唱える時があります。
でも語釈は「①〔ある限られた場所で〕小鳥・銃弾などが入り乱れて飛ぶ。」です。小鳥と銃弾は離れているのだと思います。
とにかく、いろいろ富む。
そうですね、いろいろ欠けています。
最後の「唐丸籠」って何かな、と思い引いてみました。
「鬼平犯科帳」にも出てくる、悪者を入れて運ぶあの籠ですね。でも順番は、「くず籠」の後ですが、大きさが全然違う。
もてあそばれた方や、その関係者が情報提供なさることもあります。
「噴飯物〔食べかけの御飯を急にふき出す意〕ばかばかしくて思わず笑い出すこと。」で、「御飯物」は、そば屋のメニューにある丼物のことだと思います。たぶん新解さんは「飯」の字つながりで、この二つを(強引に)並べたのだと思います。
はい、大きさは全然違いますが、どれも筋です。
彼は一体どんな人でしょう。お金持ちだということは、わかります。
これは、「物の順物件」でもあり「すてきな( )物件」でもある珍しい物件です。ですが、「それなら笑わなきゃいいのに」という感想が残ります。せっかく珍しかったのに、残念です。
それでは、気持ちを切り替えて、次の物件に繫ぎたいと思います。