鈴木マキコ(夏石鈴子)さんに聞く、新明解国語辞典の楽しみ方

新明解国語辞典を読むために その4 物の順物件 第4回

筆者:
2022年1月28日

前回からのつづき)

 

p.44「あやまる【誤る】」


新解さんは、そういう場面を知っているので、仕事に生かせた。

p.46「あらためる【改める】」


はい、全部いいことです。

p.208「おぼえる【覚える】」


最初感じた違和感は、後になるとだいたい正しかったとわかる。

p.1036-1037「つのる【募る】」


困りました。

p.1301「ひきおこす【引(き)起(こ)す・惹(き)起(こ)す】


困りました。

p.1246「はげむ【励む】」


やることの規模が違う。

p.1245「はげしい【激しい】」


お師匠さんが激しい気性だと、お稽古も激しくなりますね。

p.528「こくし【酷使】」


機械なども酷使することが、あるのですね。

p.398「きらびやか【煌やか】」


お城の中なのでしょうか。

p.399「きりかえる【切(り)替える】」


うまく替わるといいですね。

p.398「ぎらい【嫌(い)】」(造語成分)


人参が嫌いな人と一緒に暮らすと、煮物がいつも茶色だけになります。

p.292「かなでる【奏でる】」


笛も縦笛、横笛で、また感じが変わる。

p.281「かためる【固める】」


覚悟は固めないと。

 

(つづく)

 

筆者プロフィール

鈴木マキコ ( すずき・まきこ)

作家・新解さん友の会会長
1963年東京生まれ。上智大学短期大学部英語学科卒業。97年、「夏石鈴子」のペンネームで『バイブを買いに』(角川文庫)を発表。エッセイ集に『新解さんの読み方』『新解さんリターンズ』(以上、角川文庫)『虹色ドロップ』(ポプラ社)、小説に『いらっしゃいませ』『愛情日誌』(以上、角川文庫)『夏の力道山』(筑摩書房)など。短編集『逆襲、にっぽんの明るい奥さま』(小学館文庫)は、盛岡さわや書店主催の「さわベス2017」文庫編1位に選ばれた。近著に小説『おめでたい女』(小学館)。

 

編集部から

『新明解国語辞典』の略称は「新明国」。実際に三省堂社内では長くそのように呼び慣わしています。しかし、1996年に刊行されベストセラーとなった赤瀬川原平さんの『新解さんの謎』(文藝春秋刊)以来、世の中では「新解さん」という呼び名が大きく広まりました。その『新解さんの謎』に「SM君」として登場し、この本の誕生のきっかけとなったのが、鈴木マキコさん。鈴木さんは中学生の時に出会って以来、長く『新明解国語辞典』を引き続け、夏石鈴子として『新解さんの読み方』『新解さんリターンズ』を執筆、また「新解さん友の会」会長としての活動も続け、第八版が出た直後には早速「文春オンライン」に記事を書いてくださいました。読者と版元というそれぞれの立場から、これまでなかなかお話しする機会が持ちづらいことがありましたが、ぜひ一度お話しをうかがいたく、このたびお声掛けし、対談を引き受けていただきました。「新解さん」誕生のきっかけ、その読み方のコツ、楽しみ方、「新解さん友の会」とは何か、赤瀬川原平さんとの出会い等々、3回に分けて対談を掲載いたしました。その後、鈴木さん自身による「新解さん」の解説記事を掲載しております。ひきつづき、どうぞお楽しみください。