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「こども からだのしくみ絵じてん」の内容より

おうちのかたへ

 人のからだは、不思議の宝庫です。自分のからだでありながら、どんなしくみで動いているのか、大人でも知らないことがたくさんあります。とりわけ幼い子どもたちにとって人体は、まさにワンダーランド、未知の世界と言ってもよいでしょう。だからこそ、子どもたちは、「なぜ寝ている間も息が止まらないの?」「食べた料理はおなかの中でどうなるの?」といった素朴な疑問を投げかけます。そんな疑問に、絵による図解で分かりやすく答える本が作りたい。私たちは、そう考えて、この絵じてんを企画しました。

 また一方で、人のからだのしくみを知ることは、けがや病気を未然に防ぐことにも役立ちます。毎日、元気に、はつらつと過ごすためにも、からだのしくみを知ることは、とても大切です。しくみが分かれば、日常生活における、うがい、手洗い、歯みがきなどがなぜ大事なのかもよく理解でき、子どもたちも自発的に衛生に気をつけるようになるでしょう。

 私たちは、親子でこの本を読みながら、人のからだが、いかに精巧にできた、貴重でありがたいものであるかについて、語り合っていただきたいと願っています。そして、そんな親子の会話がきっかけになって、子どもたちが「いのち」のかけがえのなさに気づいてくれれば、私たちにとって、これほど嬉しいことはありません。

三省堂編修所