どういう意味?
『大辞林 第三版』には「①激しく降る雪。多く降り積もった雪。おおゆき。②二十四節気の一。太陽の黄経が255度に達した時をいい、太陽暦で12月8日頃に当たる。陰暦では一一月節気。→小雪」とあります。
もう少し詳しく…
「小雪」の次は「大雪」。『大辞林』の①にあるような「おおゆき」が降り、根雪として残るころのことですが、このごろはこれとずれてきていますね。この日から一層寒さが厳しくなります。
いつごろのことを言うの?
2007年は明日12月7日が「大雪」です。また、冬至(今年は12月22日)までのことを言うこともあります。
時候のあいさつに使うなら…
「大雪の候」と使うこともあります。
ちなみに…
タイセツ? ダイセツ?
実は、『新明解国語辞典 第六版』では「だいせつ」として立項されています。「大雪山」とすると北海道中央部にある火山群のことになりますが、こちらも「たいせつざん」「だいせつざん」の読みがあります。国立公園ホームページでは「だいせつざん」とルビが振られています。
二十四節気とは…
二十四節気は二十四気(にじゅうしき)ともいい、『新明解国語辞典 第六版』に「黄経〔=太陽の黄道上の位置〕によって、一年を二十四〔=各十五日〕に区分した、中国伝来の陰暦の季節区分。二十四節。二十四節気。節気。」とあるように、古く中国から日本に入ったものです。中国の黄河流域の気候に合わせた言葉であるため、日本の気候とは若干ずれますが、立春・立秋・春分・秋分・冬至・夏至など、日本の風習のなかによく取り入れられています。