和独インデックス―増加した外来語
2010年 1月 18日 月曜日 筆者: 信岡 資生クラウン独和辞典―編集こぼれ話―(76)
『クラウン独和辞典 第4版』の「和独インデックス」は、従来のものを全面的に書き改めた。その結果、第3版に比べ、ページ数は8ページ増えて57ページに、見出しは約800語も増加して6,351語になった。試みに第4版の「和独インデックス」の第1ページで新たに立項された見出しを挙げると、アーケード Arkade 女; Bogengang男、アーモンド Mandel女、アイコン Icon中、あいている2 開いている offen、アウトバーン Autobahn女、あえぐ 喘ぐ keuchen 、アクセサリー Zubehör中・男 ;(装身具)Schmuck男、アクセス Zugriff男; ~する zu|greifen 、アクセル Gaspedal中. ~を踏む aufs Gas treten 、あげる2 挙げる(名前、例、理由を) an|geben; (数を) an|führen. の10語で、このうち、7語までがカタカナつまり外来語である。全体として増加された語には外来語が多い。
新しく立項されたこれらの外来語は世相を反映するものである。オリエンテーション Orientierung女 、エコノミークラス Economyklasse 女. ~症候群 Economyklassen- Syndrom中 、キオスク Kiosk男 、
「和独インデックス」のカタカナ立項語は全体のほぼ15%に当る960語ある。ただし、動・植物名はカタカナ書きしているので(例:ミミズ Regenwurm男、イチジク Feige女、ヒマワリ Sonnenblume女)その全部が外来語というわけではない。
ドイツ人との交流や旅先で、カタカナ慣れしている日用品で、それに当るドイツ語がとっさに思い浮かばない際などにも ― 例えばクリップ Klammer女 とか、セロ[ハン]テープ Tesafilm男 ― この「和独インデックス」が役に立つであろう。
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【筆者プロフィール】
信岡資生(のぶおか・よりお)
成城大学名誉教授
専門は独和・和独辞典史
『クラウン独和辞典 第4版』編修主幹
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【編集部から】
2008年2月に『クラウン独和辞典』(第4版)が刊行されました。日本初、「新正書法」を本格的に取り入れた独和辞典です。編修委員の先生方に、ドイツ語学習やこの辞典に関するさまざまなエピソードを綴っていただきます。







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