どういう意味?
『大辞林 第三版』では「秋になって感ずる冷気。「─の候」[季語]秋。《紫陽花に ─ いたる信濃かな / 杉田久女》」とあります。
もう少し詳しく…
『ホトトギス新歳時記 改訂版』では9月の季語「冷(ひや)やか」の項に「秋になってなんとなく感ずる冷気をいう。石の上や板の間(ま)、あるいは公園のベンチに腰をおろしたりしたときなどに、ふと感ずるのである。秋冷(しうれい)」となっています。
いつごろに適したことば?
9~10月ごろです。
使用例は?
「秋冷の候」「秋冷の折」「秋冷の砌(みぎり)」「秋冷の折から」など
似た表現は?
たとえば「三省堂デュアル・ディクショナリー」のWeb版『大辞林 第三版』で「秋冷」を検索すると(*)、語釈の後に[類語情報]というボタンが表示されます。そこをクリックすると画面左側に「秋涼」「爽涼」「冷涼」などが出てきます。
(*)「三省堂デュアル・ディクショナリー」のWeb版を使用するには対象辞書(ここでは『大辞林 第三版』)を御購入の上、登録手続きが必要です。