季節のことば

だい かん 【大寒】

2008年1月21日

どういう意味?

『大辞林 第三版』には「二十四節気の一。太陽の黄経が300度に達した時をいい、現行の太陽暦で1月20日頃に当たる。1年で最も寒い季節。一二月中気。[季語]冬。→小寒」とあります。

いつごろのことを言うの?

「大寒」は上にあるように毎年1月20日ごろ、またはその日から「立春」までの間のことをいいます。

時候のあいさつに使うなら…

「大寒の候」「大寒の砌(みぎり)」など
「大寒をすぎ、心なしか春の訪れを告げる兆しが感じられるころとなりました」というのも使われるようです。

ちなみに…

「小寒の氷 大寒に解く」とは「寒さの最も厳しいはずの大寒が、小寒よりも暖かなことにいう。物事が必ずしも順序どおりにゆかないことのたとえ。」と『大辞林 第三版』に出ています。

筆者プロフィール

三省堂編修所

編集部から

「時候のあいさつ」の番外編、「季節のことば」では古くから伝えられてきた表現を解説します。