(前回からつづく)
わたしの元の生活がどうだったか、今では何だか思い出せません。でも、これから先、自分の持っている物を大事に生かして、やれる事を一生懸命やっていこうと思っています。
病気になって、手術を受けて、今はやっとこんな風に思えるようになりました。
九段坂病院の中井先生(わたしのヒーロー)は、
「治る力は、鈴木さんの中にあるのですよ」
と、退院後の診察でそうおっしゃいました。はい、わたしがわたしの体をあきらめて、一体どうする。全然あきらめていません。
あはは、これは理想の努力ですね。すごいなぁ。わたしの努力が、新解さんの努力とぴったり同じだとは思えませんが、自分の体のことだからあきらめないで努力し続けます。毎日、治る気まんまんで生きている。
今、「いとなむ」を引き、「ついでだから」と、その周辺をパトロールしてみました。辞書を引く時は、目的の言葉だけではなく、せっかくですから同じページに出ている言葉も全部見て下さい。 へー、そうか、と思いました。
用例として、「△財産(燃料・気力)を―」と、ある。
井戸塀議員は、選挙に落選して今は財産も気力も使い果たした、ということです。せめて燃料は残っているといいなぁ。
「いとなむ」のページには、「いなおりごうとう」の見出しもある。平仮名だと、どこかのん気な感じで子供みたいですが、本来の表記は「居直り強盗」です。
うーん、わずかな物でも自分の物を、他人に盗まれるのは、嫌ですね。
あはは、用例で「こっそり教えてくれ」と言っていますが、さて、いったい何を教えろ、と言っているのでしょうか。体重でしょうか。おかしいですね。
「杖」を最初に引いて「こっそり」に到着しました。一つ引いてみて、後はどんな風に広がって行くのか、全く予想がつきません。それが面白いのです。引くべき言葉が、どんどんひらめいていきます。その後を、どんどん追いかけて行く。このように、まず今、ご自分の身近かにある物・状態・気持ちを、引いてみて下さい。全ては、そこから始まります。
(次回へつづく)