全体を貫く「基本的な概念」のことです。
コンセプト(concept)は、本来「概念」を表す言葉です。しかしながら、日本語でコンセプトの語を用いる場合は、「全体を貫く基本的な概念」を表すことが多いようです。例えば「今度開店するレストランのコンセプトは“近未来”でいこう」と言った場合、レストランの店名・内外装・メニュー・広告などに、近未来的な演出を施そうという意味になります。
企画立案が関わるすべての分野で、広くこの語が用いられています。例えば「競合優位な独自の切り口とコンセプトは何か?」(小売)「劇的空間のコンセプトはワビサビ」「ニューヨークがコンセプトのスタイリッシュ空間」(飲食)「風をコンセプトにした町おこし」(地域振興)などの使用例があります。
各分野で古くから使われている言葉のようです。一般的な辞書では「(1)概念 (2)広告で,既成概念にとらわれず,商品やサービスを新しい視点からとらえ,新しい意味づけを与えてそれを広告の主張とする考え方」(大辞林)のような説明がされていることから、広告業界で早くからこの語が使用されていたことも想像できます。
コンセプトを漢字で言い換えるには「基本概念・基本発想・基本思想・基本理念」などの語を用いるのがいいでしょう。また、試しに作ってみたものを表すような語については、「試作モデル(コンセプトモデル)」とか「試作車(コンセプトカー)」などの言い換えを試してみて下さい。
史上初のコンセプトアルバムロック界では、1967年に発表されたビートルズのアルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」が、実質的に史上初のコンセプトアルバムだと言われています。ちなみに、アルバムのコンセプト(テーマ)は「イギリス人の一日」でした
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