魚沼市文化協会は、昨年、設立10周年記念として、「魚沼方言かるた」の作製を企画。市民から応募のあった2818句から45句を選び、同地方の風土や方言をあしらった札がそろいました。
「あ」……足半[あしなか=わらぞうりの一種]と ふうこうかぶり[=頬かぶり]で 盆踊り
「ん」……んまげだの[=おいしそうだのう] 炊きたてまんま コシヒカリ
取り札の表は、画家・田中博之さん(魚沼市特使)の絵、その裏には、句と解説が付いています。
また、読み句のCDに、さらにもう一枚「魚沼の昔ばなし」のCDが付き、「狐火事」(堀之内)「まぼろしの鮭」(小出)ほか計6話が収められています。読み手・語りとも、魚沼昔ばなしの会の皆さんが担当。方言を中心に、魚沼地域の民俗文化の継承を願う気持ちが伝わってきます。