どういう意味?
『新明解国語辞典 第六版』では「「秋らしい△景色(感じ)」の意の漢語的表現。」とあります。
△は『新明解国語辞典』で使われている記号で、△のあとのことばが、次の( )のなかのことばと言い換え可能であることを表します。ここでは「秋らしい景色」「秋らしい感じ」となるということです。
いつごろに適したことば?
9月ごろ~立冬(11月8日)まで。紅葉もあざやかになったころに使われることが多いようです。
使用例は?
「秋色の候」「秋色の折」「秋色の砌(みぎり)」「秋色しだいに濃く…」「秋色いよいよ深まり…」「野山もにわかに秋色をおび…」など
似た表現は?
秋の景色をあらわす語には「秋容」「秋望」などがあります。
ちなみに…
ほかに秋を表すことばを知りたい方は「三省堂デュアル・ディクショナリー」のWeb版『大辞林 第三版』で「秋色」をひいてみると(*)、類語情報が見られます。
五行説では…
『全訳漢辞海 第二版』で「秋」をひき、「秋色」のところを見ると、「②白色。[注]五行(ごぎょう)説で、秋は「白」に配される」とあります。「白秋」という語はそのまま「秋」のこと。同じなりたちの熟語に「青春」(春は五行説で「青」に配されます)があります。
(*)「三省堂デュアル・ディクショナリー」のWeb版を使用するには対象辞書(ここでは『大辞林 第三版』)を御購入の上、登録手続きが必要です。