どういう意味?
『大辞林 第三版』には「〔呉音〕〔仏教用語〕陰暦7月15日に夏安居(げあんご)を解くこと。夏明(げあ)き。[季語]秋。」とあります。
もう少し詳しく…
「安居(あんご)」とは「〔梵 vārşika 雨期の意。インドの夏は雨期で、僧がその間外出すると草木虫などを踏み殺すおそれがあるとして寺などにこもって修行した雨安居に始まる〕〔仏教用語〕①僧が夏に一定期間、一か所にこもって修行すること。元来は陰暦4月16日から7月15日までの三か月間行われ、この間を一夏(いちげ)という。現在は主として禅宗の修行道場で行われる。夏安居(げあんご)。夏行(げぎょう)。夏籠(げごもり)。[季語]夏。」と同じく『大辞林』にあります。
いつのことを言うの?
上にあるように、陰暦7月15日のことです。2007年は8月27日、今日になります。
ちなみに…
呉音とは…
『新明解国語辞典 第六版』には「字音のうちで、漢音より古くわが国に伝わった字音である「和音」を、平安時代中期以降 正音である「漢音」に対して呼ぶ称。例、「男女」をナンニョ、「人間」をニンゲン、「黄金」をオウゴンと言うなど。⇒唐音・漢音」とあります。少し難しいですが、現在広く行われている読み方は「漢音」と呼ばれ、「男女」をダンジョ、「人間」をジンカンと読みます(ジンカンというと意味が限定され、それほど聞かないかもしれませんが、「人」はジン、「間」はカンと言うことはよくありますよね)。呉音での読み方は仏教用語においてよく行われます。