どういう意味?
『大辞林 第三版』では「二十四節気の一。八月中気。太陽の黄経が180度に達した時をいい、毎年9月23日頃。すなわち秋の彼岸の中日。太陽は天の赤道上にあり、ほぼ真東から昇ってほぼ真西に沈む。昼夜はほぼ同時間。⇔春分」とあります。
いつごろのことを言うの?
今年は9月23日、つまり明日です。この日を中日に前後3日ずつを「秋彼岸」と言うことは「彼岸」(バックナンバー9/19)に触れましたね。
ちなみに…
『大辞林』で「秋分の日」を引くと、「国民の祝日の一。秋分にあたる9月23日か24日。祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日。もとの秋季皇霊祭。彼岸の中日。[季語]秋。〔実施日は、国立天文台が前年の二月に官報を通じて公表する〕」と出ています。秋分の日をいつにするかが、前の年に発表されているってご存じでしたか?
二十四節気とは…
二十四節気は二十四気(にじゅうしき)ともいい、『新明解国語辞典 第六版』に「黄経〔=太陽の黄道上の位置〕によって、一年を二十四〔=各十五日〕に区分した、中国伝来の陰暦の季節区分。二十四節。二十四節気。節気。」とあるように、古く中国から日本に入ったものです。中国の黄河流域の気候に合わせた言葉であるため、日本の気候とは若干ずれますが、立春・立秋・春分・秋分・冬至・夏至など、日本の風習のなかによく取り入れられています。