みなさんに、新明解国語辞典を読むためのこつをお知らせしました。さて、ここからはわたしが、これまで読んで見つけた特徴ある物件を、(張り切って)ご報告します。
①「爆発物件」
新解さんを読んでいて驚くのは、時として頁の中で大噴火が起きている事実です。
そうです。溶岩はどろどろ、火山灰もばんばん降ってくる。ちなみに、「火山」のかぞえ方はご存じでしたか、一座・一峰・一山・一岳です。それでは一体、どの位の火山が辞書の中で爆発しているか、見てまいりましょう。
あのー、阿弥陀様でしたか。それは、確かに「あみだ」ですし、光背って、
こういうことですし、光明は、
こういうことです。えー、あれはただの縦線と横線じゃないの? 阿弥陀様の光明みたいにして、くじを作って、お菓子買ったり、賞品分配したり、最近だとPTAの役決めに使っていいのでしょうか。ああ、驚いた。
「ねぇねぇ、みんな知っていた?」
と、思わず人に言いたくなるし、ただなんとなく、「あみだくじって、新解さんはどう言っているのかな」と思っただけなのに、答えは、想像の十倍以上の重さでした、という感じです。
で、睡眠はどうなの? と、思いました。変化・発展が欲しければ、何か習うといいです。
え、そういう目的なの? 知りませんでした。
ほら、見てごらん、遠くで火山が二座大爆発しているよ。
あら、今度は少し近くで一峰爆発よ。
それなら中年というのは、どういうことかというと
「六十代の前期」も中年だと新解さんはおしゃっています。え、そうなの?
(つづく)