JR東日本と関係自治体が中心になって取り組む大型観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン」(2010.10.1―12.31)が始まりました。
町を歩いてみると、いつもの秋よりも、観光のお客様が多いというのが実感です。
それぞれ趣向をこらした観光企画が展開されるなか、「地域語の経済と社会」の観点から注目すべきは、諏訪エリア。
「信州諏訪温泉泊覧会 ズーラ」が開催されています(10.16―11.14)。
ミニミニ御柱・そば打ち講習会・わかさぎ釣りなど、77の体験プログラムが用意され、諏訪地域の温泉とともに楽しめます。
ちなみに、「ズーラ」は第25回で取り上げた「ずら」で、上掲のパンフレットには、
ズーラは、諏訪地方の方言で「ほうずら、いいずら」をヒントに名付けられました。
注:そうでしょ、良いでしょ
と紹介されています。
さらに、現地へ足を運んだ方にオススメなのが、JR下諏訪駅前にある、その名も「方言館」。
駅前商店街の皆さんが、町歩きを楽しむ方々のために設けた無料の休憩所です。
壁に貼られた「諏訪地方の代表的方言のあれこれ」が気に入った方は、別に刷られた「諏訪地方の方言」を頒けてもらえます。