時候のあいさつ

ちゅう とう 【仲冬】

2007年12月9日

どういう意味?

『大辞林 第三版』では「冬三か月の中の月。陰暦11月の異名。」とあります。

もう少し詳しく…

「仲秋」(バックナンバー9/12)でも、またほかのものでも書いたように「孟(初)」「仲」「季(晩)」を春夏秋冬につけるとき、「仲」は真ん中をあらわします。仲冬は冬の真ん中。陰暦11月を表します。

いつごろに適したことば?

12月10日から1月7日が陰暦11月にあたります。明日から「仲冬」を使えます。

使用例は?

「仲冬の候」「仲冬の砌(みぎり)」など

似た表現は?

「仲の冬」とそのまま書いて陰暦11月のことを表すこともありますが、時候のあいさつにはあまり使われません。

筆者プロフィール

三省堂編修所

編集部から

「時候のあいさつ」では、手紙やビジネス文書でよく使う季節のことばを取り上げ、その語の意味や、どんな時期に適したことばかを解説します。