長野市内では、毎年2か所にスポットがあてられ、観光地を積極的にPRしています。今年は、信州新町と篠ノ井。それぞれ「2011信州新町イヤー」「2011篠ノ井イヤー」のスローガンのもと、さまざまな催し物が企画され、観光客の呼び込みを期待しています。
信州新町のポスターやチラシでは、「寄ってけさ」「くつろいでけさ」と呼びかけています。「さ」は、共通語では「よ」に相当し、勧誘の文には付きにくいとされています。が、「さ」が付くと、暖かみが増すように感じられますが、いかがでしょうか。新町を「心町」と表現している点とあわせて、製作者のねらいがこのあたりにあるようですね。
一方、篠ノ井には、駅前商店街のなかに、「駅前案内所・お休み処 およんなし亭」が開設されています。
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「どうぞお寄んなして」[=どうぞお寄りください]にかけた命名で、「当地の最高のホスピタリティをあらわす言葉として名づけました。」とは、内山 一氏(篠ノ井地区まちづくり研究会会長)の弁。
「観光客の方はもちろん、地元の方にも向けた表現・施設で、お気軽にご利用ください。」との由。
寒さの折から、皆様、信州へ心も暖まりに、どうぞおよんなして。
なお、類例が第133回で紹介されています。